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ロットワイラーに取り憑かれたマニア。
- はじめに
わたしは、歴としたロットワイラーマニアです(笑)幼少時代にロットワイラーという犬種に出会ってから、その魅力に取り憑かれたひとり。
すでにロットワイラーを飼っている方、これからロットワイラーを迎えたいとお考えの方、またこのページに出会いロットワイラーという犬種にご興味をお持ちいただいた方々へ。長年のロットワイラーの飼育経験をもとに、たくさんの魅力をお伝えしたいと思っています!
主な記事は、当犬舎で生まれ、わたしが出会ったロットワイラーについての情報共有。血統やその犬それぞれの特徴は個性として異なる部分もあるかと思いますが、当舎から巣立ち、可愛がっていただいているオーナーさんとの日々のやり取りで学んだことや、アドバイスさせていただいたことなどを綴っていきたいと思います。
- ロットワイラーとは?
「ロットワイラー」って言葉、初めて耳にされる方も多いと思います。ロットワイラーは、ドイツ原産の使役犬として古い歴史を持つ犬種。起源は古代ローマ時代の牧育犬として活躍したとも言われています。略して、ロット、ロッティーという愛称で呼ばれる大型犬種です。
- わたしのロットワイラーとの出会い
ロットワイラーとの出会いは、わたしの幼少の時期にさかのぼります。警察犬訓練士をしていた両親のもとで育ったわたしは、物ごころついた時にはすでに、ドーベルマンやシェパード、ラブラドールといった大型犬から、小型犬に至るまで、とにかくいろんな犬種に囲まれ暮らしていました。
ある日、叔父が
「面白い犬種がいるから飼ってみない?繁殖してみてよ」
と、スウェーデンから輸入したロットワイラーを連れてきたんです。それがロットワイラーの女の子、『ディティー』との出会い。ディティーは、トレーニングドッグとして活躍した子で、とにかくフレンドリーで利発な子。我が家に迎え入れてすぐ、まだ小さかったわたしの記憶にも鮮明に残っている両親の会話。
母「なにこの犬種...環境が変わってケージに入れられても全く吠えないのね...すごく落ち着きがある。ロットってこんな犬なの?」
父「どこか具合でも悪いんじゃないのか(笑)?」
当時、いろんな犬種の飼育経験のあった両親にとっても、ディティーはものすごく頭の賢い犬でした。そして何より驚いたのはとにかく落ち着いた気質。そこにいる存在を忘れるくらい物静かで、若い犬のセカセカした忙しなさがありませんでした。
一般的に、環境が変わったりそれまでゲージで過ごしたことのない犬は、鳴いたり床をカリカリしたり落ち着かないことが多く、中には声が枯れるまで鳴き続ける...なんてことも...。
これがロットワイラーそもそもの性質であれば、大型犬といえど日本の環境でも飼いやすく扱いやすいのでは?と考え、ロットワイラーのブリーディングを始めたのが成り立ちです。
いざ、繁殖といっても当時の日本には希少な犬種。とにかく、男の子がいない...。ロットワイラーという防衛本能に優れた犬種ゆえ、当時は性格がキツく、他人が近寄れない...犬にも歯を剥き出すような子も多く、男の子さがしには苦労したそうです。
当時のブリーディングを行う上で、大切なことは何よりもまずは性格重視。ロットワイラーとしての優れた気質はそのままに、飼い主となるオーナーさんが、安心して育てられる血統をつくり上げることに重点をおきました。これは、30年以上ロットワイラーをブリーディングする中で第一条件として守り続けていることです。(あ、あんまり年数言うと年がバレる;)
<1989年3月号『wan』(ペットライフ社) 表紙を飾ったディティーの子>
これからこの場をかりて、ロットワイラーについてわたし自身が日々感じたこと・学んだことをお送りできればと思っています。
みなさまにもっと素敵な〜ロットワイラーLIFE〜が訪れますように。どうぞ楽しんでご覧いただけると嬉しいです!
■ 撮影協力
大きい犬カレンダー 壁掛け(2020) カレンダー(エイ出版社)にスカイ(牡)が掲載されました。