プレゼンテーション→成長
プレゼンテーションや面接の練習をしていると、生徒たちがよく気にすること。
「かんでしまったので失敗です」「かまずに言えたのでよかった」
話し方がスムーズがどうかが重要なんです。でも実際はスムーズな話し方は上手だったという印象はあるけれど、話の内容が記憶に残らないということもあります。
「かむかかまないかでなく、何を伝えたいか、どうしたら伝わるかにもっとこだって、考えて!」
と生徒たちには伝えています。
私の授業でのプレゼンテーションは、自分の作品について語る場です。自分の作品について語ることも、作者としての大事なつとめ。自分の作品を、他人に伝わるように語るにはどうすればいいか。それを考えるときに、自分を見つめ直すことになります。
自分を見つめて、自分の内側から言葉を吐き出していく。
語り終わったときに、仲間からの拍手を浴びる。
語る前の自分と語った後の自分を振り返って、成長を実感する。
この3つが、自己肯定感につながると考えています。
2019年の3月、「成長」をテーマにクラス内での発表会を多目的ホール(視聴覚室)で行いました。
・高校に入った1年の中で、自分の成長を語るためにキーワードを1つ決めてGoogleスライドに入れる。
・メモをみない。話す文章を暗記しない。キーワードをたよりにする。
・感謝を伝えたいときは、「みんなに」ではなく「誰の何に」を明らかにする。
このときは、3月のはじめに配布されたばかりのGoogleIDを使って、テスト後の数日を使って一気に発表会まで。クラス替えがないので、次の年に向かうパワーをつかむために、「感情を出してもいい」「感情を受け止めてくれる人がここにはいる」ということを大事にしました。
「成功か失敗か。ではなく、成功か成長か。だ!」は、てっぺんの社長の大嶋さんから聞いた言葉です。
発表会で失敗しないように無難にではなく、自分の成長の場として、そして他人の成長を見届ける場として捉えることができるようになると、発表会はワクワクする場にできると考えています。
追記
2年の3月の発表会は、「あがく」がデーマでした。ところが休校になってしまい開催できず。6月に学校が再開になったときに、準備期間は少ししかとれませんでしたが、この時に発表したいと考えていた内容を、所沢ミューズ小ホールのステージで発表することができました。
今年の3年生は卒業制作展にかえて、12月と3月に所沢ミューズでの発表会を予定しています。1年の3月がホップ、3年の6月がステップ、12月がジャンプ、3月がフライというイメージも生徒たちに伝えています。
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