私達に必要なのは自分を安売りしない勇気
ロッシーです。
皆さんは、タダで今の仕事をするでしょうか?
おそらくしないと思います。
つまり、自分の仕事に対して対価が支払われるべきと考えているわけです。
では、対価100円なら仕事をするのでしょうか?
やはりしないと思います。
ということは、対価のある無しだけではなく、対価の金額についても自分なりに
「このくらいはもらわないと」
という基準があるわけです。
その基準は明確ではないのでしょうが、それなりの金額感は持っているでしょう。
例えば理不尽な業務量や責任を仕事であてがわれたら、求める報酬の基準は上がると思います。
しかし、サラリーマンの場合、求められる業務量や責任が増えたとしても、給料が比例して上がることはありません(多少は上がるでしょうけれど)。
となれば、必然的にやることは決まります。
「頑張り度合いを下げる」
ことです。
これにより、あなたの業務と求める対価とのバランスが保たれるわけです。
バランスを保たないと、相対的に対価が減少することをあなたが容認したことになります。
それは自分の仕事の安売りにほかなりません。
そして、いったん安売りをしたら、もとの対価に戻すことはほぼ不可能です。これはすべての商売にいえることです。
それなのにもかかわらず、自分の仕事の売値に無頓着な人が多いように思います。
なんの戦略もなく、安易に自社商品の売値を下げる会社が優秀だと思いますか?
私はそうは思いません。
でも、自分のこととなると、あまりに多くの人が安売りのオンパレードです。
やりがいとか、責任感とか、色々な理由があってそうしているのかもしれません。
でも、それで本当に納得できるのでしょうか?
そうやって、自分に言い聞かせているだけかもしれません。
自分の仕事を安売りしない勇気をもつことが、私達には必要な気がします。
もちろん、単に「安売りしないぞ!」と言ったところで、あなたにそれだけの実力がなければ、
「品質の劣る製品を高値で売ろうとしている人」
になってしまうでしょう。蟷螂の斧というやつです。
だから、安売りしない人間になるには、実力をつけなければなりません。
そのほうが大変な道かもしれません。
長時間働くことは、体力があればある意味誰にでもできます。
しかし、自分に実力をつけ、対価に見合わないとなれば、仕事を頑張らないという勇気を持つことは、誰にでもできることではないでしょう。
多くの人が安売りをするのは、おそらくそのほうが楽だからなのかもしれません。
Thank you for reading !
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?