![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121258966/rectangle_large_type_2_a397ef3563275e8640a75c9c49b00f7d.png?width=1200)
[2023.11.21] プライムビデオのウォッチリスト消化(43) - 『特捜部Q カルテ番号64』『特捜部Q 知りすぎたマルコ』
見たのは
『特捜部Q カルテ番号64』
『特捜部Q 知りすぎたマルコ』
の2本。
ネタバレ無しの感想を書いていく。
『特捜部Q カルテ番号64』
![](https://assets.st-note.com/img/1699800994719-RGynJSsuuF.png)
集合住宅の一室で、壁に隠された部屋から3体のミイラ化した死体が見つかる。死体はテーブルを囲んだ状態であった。
容疑者はその部屋の住人で元看護師の女性・ギデ。しかしギデは何年も消息不明となっている。
コペンハーゲン警察の特殊部署【特捜部Q】の刑事カールは、相棒のアサドと共に捜査に乗り出す。
やがて、数十年前のとある収容所との関連が見えてきて⸺
面白い。
実際にあった社会問題や歴史を元に、サスペンスミステリとして仕上げた感じ。
(ミステリ要素は少ないけど)
過去と現在のシーンが交互に流れるので、最初はよくわからなかった。
でも現代の捜査が進むにつれて「ああコレは過去の映像だな」と分かってきて、それらが繋がったときにはすっかりのめり込んでいた。
どうやら本作はシリーズ4作目らしい。
前3作も見たいなぁと思って探してみたが、字幕版しか無さそうなんだよなぁ…
5作目は吹替版があるけど評価が低い…
Amazonの評価は★4.4。
個人的には★4.0ってところか。
ミステリ要素がもうチョイあるほうが自分好みだが、このままでも面白い。
『特捜部Q 知りすぎたマルコ』
![](https://assets.st-note.com/img/1699889067119-F2C99EOqKh.png)
列車内でデンマークの国境警察に捕まった少年マルコが、外務省職員ヴィリアム・スタークのパスポートを持っていた。
スタークは、数年前にレイプ容疑をかけられて有罪となった後に失踪していた。
休職から復帰したカールは、相棒のアサドと共にスタークの消息を追う。
前任の刑事や当時の関係者から話を聞くうち、カールはスタークが“あること”を調査していたと知る。
一体スタークが追っていたものとは何なのか、失踪の裏に隠された真実とは⸺
評価は低いけど見てみた。
キャストが一新されてるのね。
↑の画像の2人がカールとアサドなんだってさ。
いや誰だよ…
特にカール、小太りだしハゲてるし、『横暴だけど有能』って雰囲気も無くなっちゃってる。
せめてもう少し似てる人を用意できなかったものか。
ここまで変えるなら【特捜部Q】じゃなくて別モノにしたらいいのに。下手にシリーズものとして作るから低評価が増えてるんだろうと思う。
調べて判明したのだが、こちらのほうが原作者のイメージには近いらしい。今までの役者に不満があったのだとか。難しいもんだなぁ。
で、映画としての感想はと言うと。
カールがずっとニコチンガム?を噛んでてクチャクチャ不快。ずっと噛んでる。ずっとクチャクチャ。
もうこれだけで“オススメ”から外れる。
話も広げ過ぎな感があり、人間関係もよくわからないまま「コイツが犯人です」って出されたような感覚。動機というか、各人がどういう思惑で行動したのかサッパリわからん。
カールが再捜査したら真相にどんどん近付いていくので、「いやそれは都合良すぎるだろ」とか「当時の操作は何だったんだ」とか、見ていて気になるところがチラホラある。
まぁ上からの圧力やマルコの存在など、当時と状況が異なるのはわかるんだけど、なんかモヤモヤ。
サスペンスミステリとしてもイマイチな作品だった。
そういえば、カールの休職もべつに関係無かったな…
Amazonの評価は★3.2。
妥当。凡庸なサスペンス。
ひょっとしたら、“新しいものを受け入れにくい”という年寄りの感覚のせいもあるかもしれない。
オススメは『特捜部Q カルテ番号64』。
『マルコ』のほうは見なくてもいい。別モノ。