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ポケモンカードから学ぶ『最適解を見付ける』能力

おはこんばんちわ、学習コンサルタントのもふもこです。

ぼくの趣味は実は、ポケモンカード、通称ポケカです。

Suicaじゃないです。電車は乗れません...笑

実はポケカが好きで、地元にチームまで作っちゃいましたが...

そのポケカを本気でやっているうちに、『ポケカってやってると頭よくなるよね!』とふと思ったので、今回はそのことをまとめてみようと思います。

最後までお付き合い頂けたら幸いです。

ポケモンカードについて

今や世界共通語となった『ポケモン』ですが、そのトレーディングカードゲームがポケモンカードです。

実は世界各国にプレイヤーがいて、世界大会も開かれるほどです。

日本でも今だに年々プレイヤーが増えているようで、「最近始めました!」なんて声はよく聞きます。

ポケモンのすごいところは、「親と子の2世代に渡って愛されていること」です。

ポケモンも25周年を迎え、ポケモンと一緒に育った世代がだんだんと親になっています。

ぼくもポケカのイベントなど積極的に参加していますが、親子で参加する家族も珍しくないです。

そんなポケカの簡単なルールですが、

試合をするためには、60枚のカードを集めたデッキが必要です。

基本的には対戦相手のポケモンを6匹倒すと試合に勝ちます。

(中には倒すと2匹や3匹分になる強いカードもあります。)

ポケモンを倒すには、自分のポケモンで相手のポケモンを攻撃します。

自分のポケモンが相手のポケモンを攻撃するには、「エネルギー」カードを攻撃するポケモンに付けてあげる必要があり、

つまり、60枚のデッキの中に、その「エネルギー」カードを入れなくてはなりません。

もちろんポケモンなので、「タイプ」というものが存在します。

例えば、ピカチュウは「雷」タイプ、リザードンは「炎」タイプといった感じです。

そのタイプによって、優劣があるのもポケモン並びにポケカの特徴でもあります。

と、こんなところでしょうか。

細かいルールもありますが、この記事では省略します。

詳しく知りたい方は、YouTubeにポケモンカード公式がアップロードしている動画があるので、そちらを見てください。

ポケカで磨く『最適解を見付ける能力』

ポケモンカードで一番面白いルールが「デッキは60枚」という制約です。

60枚以下でも、以上でもルール違反です。

しかも、その中に前述した攻撃するための「エネルギー」カードを何枚か入れる必要があります。

この「エネルギー」カードは、ポケモンが攻撃する以外には全く役に立ちません。

でもこの「エネルギー」を入れておかないとそもそも攻撃できないので、勝つことができません。

「このカードはデッキに入れたい...」や「このカードは何回か試合してみたけど使わなかったなぁ」とか、「エネルギーカードは何枚にするか...」といった形で、自然にトライアンドエラーを繰り返すことになります。

また、環境予測も重要になります。

「今はこのデッキタイプが強いから使う人多いかぁ...」や「このデッキタイプはこのカードが発売されたから弱くなっちゃった...」とか、「このカードが今度発売されるとこのデッキが強くなりそうだな...」といった形です。

ポケカの環境予測は、ビジネスにおける市場調査や市場予測に当たります。

しかも、ポケモンカードは毎月新しいカードが発売されています。

目まぐるしく環境が変わるので、今月作った60枚のデッキが、来月には勝てなくなってしまうことが起こりうるため、情報収集をすることが癖になります。

こういったように、ポケカを頑張っていると、自然とデッキの修正を行い、環境予測をする癖が身につき、これから求められる人材になるための「最適解を探し出す」能力を習得することにつながります。

なぜ『最適解を見付ける』ことが重要なのか

一言で表現すれば、「時代が大きく動いているから」です。

具体的に記述すると、日本の社会は「成長期」が終了して、「成熟期」に既に入っています。

ちなみに、「成長期」から「成熟期」に変わったのは1998年と考えられています。

特徴的な要因としては、1998年以降個人消費が減少し続けています。

そして、今ものすごい勢いで、社会の成熟度が深まっています。

成熟した社会で必要なのは、「答えをいち早く見付ける」能力ではなく、答えのない問題に対して「最適解を探し出す」能力です。

「成長期」の日本には、正解がありました。

有名大学を卒業すれば安泰、大手企業に就職して終身雇用、老後は年金でぬくぬく...

しかし、そういった時代がすでに終わっていることにだんだんと気がついている人は多いと思います。

「成熟期」の日本には、正解はありません。

社会の複雑化と情報化社会が訪れたことで、「みんな一緒」という時代から「みんなそれぞれ」という時代に変わりました。

これから必要とされる人材は、自分で仮説を立て、いくつかの選択肢を用意して、試行錯誤を行い、結果からさらに修正を行うことができる人です。

そして、成熟した社会では、成長していた社会よりもさらに格差が広がります。

自分で考えて行動できないと、どんどん世界から置いていかれます。

ポケモンカードのデッキ60枚には、答えはありません。

この60枚のデッキさえ使っていれば必ず勝てる、なんて答えは存在しません。

自分の知識と、培った経験と、磨いた技術をフル活用して60枚の最適解を見つけ出すしかありません。

そしてその最適解の60枚に辿り着くには、何回もの失敗があり、何回ものトライアンドエラーがあり、何回もの修正があります。

ポケモンは、こういった今後を生き抜くための能力を教えてくれるコンテンツであったのかもしれませんね。


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