【作文対策】静岡県学力調査テスト対策の国語編Vol.4
おはこんばんちは。
個別学習Roots.の教室長のもふもこです。
閲覧して頂きましてありがとうございます。
今回は、「作文」問題です。
静岡県学力調査テストの国語の問題では、必ず最後に作文問題が待っています。
そして、作文で点数を落としてしまっている学生さんが多いのも事実です。
しかし、しかしながら!私は言いたいのです!
作文問題は、少し練習すればできるようになる点取問題である!ということを!
その理由を今日は紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂けたら幸いです。
どんな問題がでるの?
まずは、どんな問題が出るかを確認しましょう。
静岡県学力調査テストでは、150文字以上180文字以内で書く作文問題が出題されます。
何かのデータやグラフが掲載されており、そのグラフから読み取れることについて自分の意見を書く、というのが最もポピュラーな出題形式です。
また、静岡県学力調査テストの作文問題は、減点方式で採点されます。
つまり、どんなに内容が独創的であって、どんなに難しい言葉や表現を使っても加点されるわけではない、ということです。
作文のルールに則って、しっかりと自分の意見とその理由が述べてあるか、自分の意見と理由が合致しているかなどが採点対象となります。
このポイントさえ押さえておけば、大きく減点されたり、点数がもらえないということはありません。
では、作文問題の書き方と注意点について、詳しく説明していきます。
丸がもらえる作文メソッド
個別学習Roots.が提唱する、作文問題で丸がつくメソッドを解説します!
① 作文のルールを遵守する
作文で減点対象となる一番の要因は、「作文のルールに沿って書いていない」ことです。
まず最初に押さえるべき基本は、必ず守りましょう。
中学生の皆さんがよくやってしまう作文のミスを紹介します。
漢字ミス
作文中の漢字を間違えってしまうことで減点されてしまう学生さんは結構います。
ただし、漢字がわからないからといって、ひらがなで書いてしまうのも減点の対象となることがあります。
どうしても漢字が思い出せないときは、同じ意味の他の言葉を使うようにしましょう。
例えば、「一生懸命な様子」という漢字がどうしても思い出せなかったとします。その時は、ひらがなで書くことはせず、「頑張っている姿」などに置き換えましょう。
「です、ます」調と「だ、である」調の統一
作文内では、常体・敬体を文の最初から最後まで統一しましょう。
文章の書き始めは「〜だ。」と書いていたのに、最後の方になるといつの間にか「〜です。」に変わってしまっている生徒さんを何人も見てきました。
「です、ます」調と「だ、である」調のどちらを選んでも問題ありません。書きやすい方を使いましょう。
ただし、最初から最後まで全ての文末は、どちらかに必ず揃えましょう。
原稿用紙のルール
テストに設けられている原稿用紙にもルールがあります。
静岡県学力調査テストの場合、簡単なルールや文字数などが問題文に記載されているので、それに従いましょう。
また、よく混乱してしまうルールが、行頭の文字です。
行の最初の文字には句読点の「、」や「。」は書いてはいけません。前の行の一番下に書きましょう。
ただし、促音の「っ」や小書き文字の「ゃ」「ゅ」「ょ」などは、行の最初に記載することができますので、注意が必要です。
話し言葉の使用
私が作文の添削をしている中で、最も頻繁に見られる減点が「話言葉」の使用です。
「でも」や「だけど」は話し言葉ですので、国語の作文問題では減点対象です。
また、「やっぱり」という言葉もよく見かけますが、これも減点です。
「でも」「だけど」は「なので」や「だから」、「やっぱり」は「やはり」を使用してください。
少し注意しておかないと、すぐに出てしまうのが話言葉です。
作文問題をやっているときは、特に注意しましょう。
② 定型文に落とし込んでパターン化する
作文問題の対策を行う方法として、ある程度文章の書き方の定型文やパターンを決めておいて、問題に合わせて、その内容を変えていくことが一般的です。
ある程度決まった形の定型文に落とし込んで、毎回同じパターンで記載することで、正解率UPと時間短縮を狙います。
個別学習Roots.では、以下の定型文を生徒さんに紹介していますので、ご参考ください。
1文目に、自分の意見や結論をまず書きます。賛成か反対かを聞かれていたら、それもどちらなのかを書きます。
ちなみに、「賛成」か「反対」かで迷った場合は、「賛成」を選びましょう。
そこで悩んでいる時間がもったいないということもありますが、意見を書くときに、しっかりした反対意見がないまま反対してしまうと、読んだ採点者には、ただただ反対したい人、と思われてしまいます。
2文目には、自分の意見について説明をしましょう。
なぜ、そのような考えなのか、なぜ賛成(反対)なのかの根拠を示しましょう。
3文目は「自分の反対意見を書く」ものと、「自分の経験談を書く」ものの2つパターンがあります。
問題によって使いやすい方を選んでください。
反対意見を書くことで、この題材の議論の幅が広がります。
体験談は、自分の作文内容に納得感をプラスすることができます。
4文目は、最後にもう一度結論を書きましょう。できれば1文目で書いたものとは違く表現をするとよりよい文章になります。
作文は、結論から始めて、結論で終わることを意識して書きましょう。
よく出題される作文のテーマ
最後に、静岡県学力調査テストの国語の作文問題によく出題されるテーマをご紹介します。
予めどのような内容のものが出題されるかを知っておくことで、気持ちの面での準備もできますよね。
よく出るテーマは、以下のものです。
人と人との関わり、コミュニケーションについて
科学技術の進歩で便利になったもの
環境問題、SDGs(持続可能な開発目標)
インターナショナルな社会について
社会の変化とそれに対する対応
見たことがあるテーマがある方も多いのではないでしょうか。
各テーマで、ある程度自分の意見を持っておくと、作文問題のテーマとして選ばれたときに対応しやすくなると思いますので、参考にしてみてください。
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