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子どもの言語化できない感情や行動は、身を守るためのセンサー。大人はそこに気づく余裕を作りたい。
自由に創作のできる場を、月に一度開催しています。
先週は、遠方からわざわざ初参加の親子が来てくださいました。
ただ、知らない場所へ初めて来て、お子さんは入室拒否。
こういうこと、学校へ行かないお子さんでは頻繁にありますね。
絶対に大丈夫!だなんて、よく知らないのに強引に誘えないので、基本お子さんの想いを尊重します。
でも、せっかく来たのに…という、お母さんの想いは感じてる。
このまま帰って全てがオッケーと私が感じないのは、
お母さんの気持ちや、後々のこと、、自分も散々経験してきて分かるから。
なので場の主催者として、まずはお子さんに話しかけるようにしています。
ここまで来てくれて嬉しいことや、入りたくなかったら入らなくて大丈夫なんだよ〜ということ。
そう感じて当たり前だよ、ということ。
特に学校へ行けない&行かない子達は、大人への不信感を持っている子、多いです。
(持っていなくても、繊細さから初めての場所、知らない人のいる場所、ドアの中へ入る空間… って、これは誰でも抵抗感がありますね)
センサーが正常に働いているからこそ、
恐れや不安が出てくる。
これは困ったことではなくて、しっかり自分の身を守るために感情が働いている証拠。
(場に馴染ませようとする親や支援者や先生はここで気落ちしたりしますが、、それは全く必要ないことですね!)
ただ、だからそこで終わりではなくて
その後、どう関わっていくか?は大人が常に考えていくことだと思っています。
今まで入らずに帰られるお子さんもいましたし、途中で帰りたくなるお子さんもいました。そんな時は、後でお母さんをなるべくフォローしています。
親は希望を持ちたいし、理解していても、不安が大きくなったりするもの。主催の私に対して悪いなぁとか思ってくれたりする。
でも、そんなことより大切なのは、お子さんの気持ちや自己決定ですよね。
まず知らない場に連れて来たというだけでも、すごいエネルギーです。(これはアトリエで遊べる子のお母さんも一緒)←私なんて何度ゲッソリしてきたことか(笑)年齢により、対応も違ってきますよね。小学校中学年ぐらいから、成長の証ですが、だんだん連れ出すことも難しくなってきます。
今回のお子さんは、作りたいものがあると画材を持ってきていてくれたので、きっと好奇心半分で来てくれたのだろうなと感じました。
中間をとってお母さんとロビーで制作する事を提案すると、それを選択してくれました。
そんな中で、頼もしかったのが、アトリエに来ていた他の子ども達。
信頼してる子達なのであえて事情を話すと、「わかった」と1人の男の子が、強く誘うでもなくさりげなく、度々話しかけに行ってくれました。
お母さんも急かすことなく、でも中に入ってみたい♡と、ちょこちょこ出入りをしていたり、少しけん制してる子達も(笑)話しかけに行ったりと、和やかなコミュニケーションが発生。
1時間以上たってから、中で作らない?とサラッと誘ってみると、、「入ろっかな〜」♪
最後は戯れあって遊ぶ姿も見れました。(^^)
相性や、タイミングって、もちろんあります。
が、やはり1時間では無理だし、多人数だと私に余裕ができないので難しいです。
少人数制で3時間あったから、焦らずに出来た関わりでした。
また、個人的にはこうやって感情をしっかり出してくれるお子さんの方が観察しやすいので、着実に対応していけることも感じています。
サラッとできてしまうように見えるお子さんでも、
本来ならば少しずつ、一つ一つじっくり…の段階がとても必要なんじゃないかと思います。
言葉では表しきれないことは誰にでもあるけど、
なぜなんだろう?と立ち止まる時間は自分を深めてくれるし、生きる活力に繋がっていく気がしています。
こんな、出会いや学びを得られることは、私にとってはプライスレス。
続けられる理由なんだと改めて感じていました。
大きくしたくないし、儲けもないけど(笑)
我が子との遊びの延長ではじめた創作&コミュニケーションの場。
我が家が楽しめるうちは、と思います。(^^)
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