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教員→保護者さんへの言葉かけ

2学期。
始業式、授業、クラスの教室に、また戻ってきた元気モードのかげに、教室に入れない、始業式に入れない子がポツポツと。

夏休みの話を聞くと、
プールや◯◯にいったよーという話もある中で、お父さんもお母さんも仕事だから、ずっと家でお留守番していた子たちもかなり多い。
お昼はお母さんが作って行ってくれるんだよーとか、お留守番のときだけゲームとYouTubeしていいから、お留守番は楽しいんだーと話してくれる子たち。

そして、久しぶりのお昼休みは暑くても運動場で力いっぱい遊んで、汗ダクになる子どもたち。そして一瞬で流行りのスマートな水筒は空っぽになり、職員室にお茶の補充に来てくれる。

お茶がどれだけいるのか、とか意外と予測は家の中にいてはなかなかつきづらい。
家と学校の活動量は全く違うし、クーラーが効いていても出入りの激しい子どもたち。お茶もなくなるはず。

何が言いたいかというと、
少し前よりも保護者になる父親も母親も、正社員やダブルワークといった多様でフルな働き方な当たり前で、とっても忙しくなってるということ。
お茶をたくさん持ってくる、ことさえも、簡単なようで、共働きの保護者さんにとっては、兄弟で水筒の調整したり、新しい水筒が必要になるかもしれない。水筒って安くないし。水筒の種類もかなり多くて、子どもたちにあったものを選ぶのも正直メンドクサイ。
水筒だけの話ではないんでね笑

なので、先生から、その「たくさんお茶を持ってきてください」というお願いをするときには「暑いので」「運動会の練習が始まります」だけでは常套句すぎて伝わりづらくって。
『家と学校とではお茶を飲む量が格段に違います。何lくらいが目安です。』と具体的に書いた上で、ちょっとだけ保護者に寄り添う一言があればよいなと思うのです。

学校の、教員負担を増やさず、どう保護者さんと協力体制にもっていけるか、それはもう言葉かけ命なんだと思います。
お茶のお願いを例にしたけど、『お忙しいところすみません』という言葉だけでなくって、家庭の様子をイメージしながら、その違いを分かった上で学校の様子をお伝えする。

難しいんだけど。

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