RAN

ソーシャルワーカーです。

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最近の記事

依存症の夫を持つ妻のはなし

学校には様々な困りごとをもった親御さんの相談がきます。 子育て、という相談の切り口から、実は夫婦関係で悩んでいたなど、本音で語れるようになると、かなりの確率でお話くださいます。 依存症 世の中には、様々な依存症がありますが、学校で子どもの問題として現れやすいのがゲーム依存症。 今回のお話は大人の方の依存症です。 依存症は、背景にその方が抱える生きにくさが隠れていると言われますが、その方を支えるご家族もとても大変な想いをされます。 相談者によりそうとは 子育てについて話

    • 学校のケース会議でSSWは何を発言すべきか

       私のこれからも永遠に続く課題を今の時点で考えてみます。 そもそもスクールソーシャルワークとは スクールソーシャルワークは他分野のソーシャルワークより「裏」の仕事のウェイトが多く、見えていない分、評価されにくかったり、その専門性に気づいてすらされないことがあるのです。 他の福祉の仕事をして、特に感じるところです。 結局のところ教育と福祉ってちがう 「ケース会議」というのが、学校で行われています。 学校でうまくいかないなーとか、対応方針を悩むようなケースに対して、教育

      • 一生ケアラー

        ヤングケアラー支援とは? ヤングケアラーという言葉が子ども福祉領域への旋風を巻き起こした昨年。 研修や事例から、私の中の答えは「ヤングケアラー」だからといって、何か特別な支援が入るわけではないし、課題のある家庭介入できる権限は誰にもない。 ただ、『本人』だけではなくて 「ケアラー」「養護者」「介護者」に光があたった、そんな捉え方を今私はしています。当たり前ですがケアラーの世代によって、その課題は異なります。 ダブルケアラーのAさん (個人特定されない配慮のため、年齢

        • 今日はスクールソーシャルワーカーの仕事は半休をいただき、午後から、ひとりの高齢者の男性の特別養護老人ホームへの入所サポートを行いました。 その方と私は、「成年後見制度」上の後見人と被後見人、という関係性です。もう5年くらいになるかなぁ。 身よりもなく、ずっとお一人暮らしの男性です。この5年、わたしを見ては、暴言を吐き、物を投げ、完全な支援を全く受け入れてもらえないそんな男性でした。でも、昨年末から認知症が進行し、食事がきちんととれなくなってきて、配食弁当もヘルパーがお休み

        依存症の夫を持つ妻のはなし

          教員→保護者さんへの言葉かけ

          2学期。 始業式、授業、クラスの教室に、また戻ってきた元気モードのかげに、教室に入れない、始業式に入れない子がポツポツと。 夏休みの話を聞くと、 プールや◯◯にいったよーという話もある中で、お父さんもお母さんも仕事だから、ずっと家でお留守番していた子たちもかなり多い。 お昼はお母さんが作って行ってくれるんだよーとか、お留守番のときだけゲームとYouTubeしていいから、お留守番は楽しいんだーと話してくれる子たち。 そして、久しぶりのお昼休みは暑くても運動場で力いっぱい遊ん

          教員→保護者さんへの言葉かけ

          はじめにはなすこと

          なんとなくnoteをはじめてみました。 ふだんはスクールソーシャルワーカーとか色々仕事をしています。  子どもたちのことより、大人の都合の調整のほうが難しいなといつもおもいます。 世の中の問題だなぁ。 そうそう。 トラウマについて覚書しておきます。 ちなみに心理系の資格は何ひとつ持ち合わせてないし、大学で勉強すらしていない私が話すことです。  夏休みのはじめにトラウマインフォームドケアの勉強会に行き、そして校内研修でアウトプットし、まだまだ熟成中ですけど、それが私の中で

          はじめにはなすこと