G-2

私の会社の取引先のおじさん。
ほぼ右腕のような存在。
G2。

私よりひとまわり年上。

見た目ふた周り年上。

おっちょこちょいのところがあり。
心配になることしばしばあるけど、
きちんと仕事をしてくれる。

この髪が少ないG2は。
愛されキャラで。
イケメンとはかなり縁遠い。
中年のメタボリックシンドロームど真ん中で、Yシャツの一番下のボタンが度々外れていて。
メタボあるあるですよ、なんて。
広いおでこに汗をかいて。
恥ずかしそうにする。
それと
中身が何とも言えず可愛い。

フランクなおかげで私は仕事がしやすい。

この、G2。
バブル期に青春時代を過ごしたからか。

経済や政治の話をすると
結構わかりやすく説明してくれる。（私はその辺に疎い）

食べられないものが多くて、よく昼食時に煮物や副菜がさっと私のトレイに乗せられていて。
私が食べ過ぎで太っちゃうじゃないかと思うんだけど。

なんだか愉快になって、食べられないものの事情聴取をする。
でも、まじめに答えてくれるから余計に楽しい。

ひとつの食べ物も調理の仕方で食べられなくなるなんて…と。

私は何でも食べる。
そしてガンガン働くタイプだけど、料理をするのが好きだ。
そして、結構色んなものを作って家族と愉しむ。

だから
食生活を聞くといたたまれなくなる。

食べることは生きることなのにと、ぼんやり思う。

Gとは違うタイプのG2。
また、ごまかしがうまい。

裏表もあまり無くて、見栄も張らない。
謙虚さもあって。
頼りになる。

今回の商談も私の意思に掩護してもらい。
ゼロに近い条件をプラス2倍に持っていけた。

G2様様。

おじさんて、小学生から成長してないの。
してる人は今頃経営者か円満な家庭を築いているのかな。

あ、
Gはどうか？
Gは尻に敷かれてる感じ。
だけど、それが円満に繋がっているのだろう。
気難しい（面倒くさいともいう）Gの奥様はなかなかの遣い手なのではないかと思う。

G2、今日もお疲れさま。

今日もメールの誤字を見つけたよ。
老眼鏡使わないと、とんでもない条件付きの商談内容になっちゃうよ。
あるまじき、だからね。

Gと変わらない年齢のG2。
ちょっとゆったりな私が働くこの会社で
私がこの役職の間はずっと元気でいてね。

たまには散歩でもして、ね。