私お仕事への、ある「キッカケ」
皆さん、おはようございます。
天候が不安定な日々が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。
本日は、私の今の本業と共に本気にて取り組んでおりますお仕事「ライフコーチ」に至りましたあるキッカケについてお話させていただきたいと思います。
「キッカケ」…色々あり、今に至りますが、私が本気にて今巡り会いました、このライフコーチへの最も重大でしたある「キッカケ」について。
それは、あるオペラ歌手との親交でした。
本業の研究職にても、学生さん、先生方、様々な方から、何故かご相談やお悩みを聞かされることが多かった私。。。
そのころは、なんとなく閃いたある種、閃きのような直感をお伝えさせて頂くことが多かったです。
あるオペラ歌手の友人とは、私も楽器をやったり、ボイストレーニングをお受けする機会もありましたので、色々教えて頂きました。
また、彼女も音楽事務所の件などの件もあり、私の本業の分野にも興味を持たれていました。
そんなある日、彼女から「妊娠した」との連絡がありました。
ところが、産婦人科の医師からは「出産は勧められない」といわれたそうです。
彼女から「お会いして相談にのって欲しい」と言われてお会いしました。
お話を聞いてみると…。
結婚は望まないが、出産はしたい。いわゆる、シングルマザーでも全く構わない、とのことでした。
彼女自身、小学生から音大附属に通い、オペラの道へ。金銭的にも困ることはなく、是非子供が欲しい、とのことでした。
しかし、産婦人科の医師からは反対された、理由は話してくれなかったそうです。
そんな彼女と話すうち、私がある種の直感に導かれるような感覚にて彼女に伝えたのは、、、「私も出産は余り勧められない。何故なら、あなたの何か大切なものを失ってしまうような気がしてならないから」。
そんな中、彼女は出産に臨まれました。
結局、お子さんは死産でした。女の子だったそうです。そして、彼女自身は「視力」を全て失ってしまいました。
オペラ歌手として楽譜をよめないのは致命的であり、職業であるオペラ歌手をすっかり諦めてしまった彼女…。
「周囲の意見に耳を傾けるべきだった」と悲嘆は凄まじく、自ら命を絶つことも考えられたそうです。
しかし、私は彼女の「チカラ」を感じました。
オペラ歌手にて再度、復活!という方向もあったかもしれませんが、その選択肢は彼女にとっては「終了」を告げていたように感じました。
彼女自身も、「最初から親の決めたことであったし、たまたま運が良かっただけ」とのこと。
ならば、他の道を選ばない?と提案させていただきました。
「これ!」といった根拠は余り無かったのですが、私の何気ない言葉に「歌手で再起するより、何か一からやってみようかな…」と呟くように仰った言葉は重みがありました。悲嘆に暮れる毎日に涙も枯れ果てた頃です。
希望
歌手として忙しかった頃に交わした会話を思い出してみると、彼女が私の本業につ携わっている分野に非常に興味を持たれていたことに気付きました。
いつまでも後悔しても始まらない。前に進もう!
「法律家の道へ」
先回りして私の情報収集の始まりです。
まずは、盲目であっても受け入れてくれる法科大学院(ロースクール)を探しました。見つけたのは私の今の住まいのすぐ近くにありました、「一橋大学法科大学院」。彼女は音楽大学出身なので、3年間の未修者コースです。
その試験を受けるためには、まずは点字を学ばなければなりません。
私が彼女に提案した「シナリオ」は…
「点字習得」→「法科大学院への受験勉強」→「3年間の未修者コース」→「司法試験」→「実務法律家」
という一連です。
時間も費用も掛かる、果てしなく思える道でしたが、彼女は「やってみる」となんなく受け入れて、励み始めました。
まるで、炎🔥に包まれたように凄いエネルギーを発しながら学び、次々と突破していく彼女からは否定的な言葉を聞くことは無く、もはや楽しんでいる様子さえ感じました。
今は、
彼女は法律事務所にて弁護士として意気揚々と働いています。本当に輝いている✨✨✨
彼女より、
「今の私は、歌手であったころより充実した毎日を送っている。死産という試練が無かったならば今は無い。あのままの人生を歩み続けることを考えるとゾッとする。自分に起こる出来事に偶然は無いと思う。この仕事を使命として捉えて邁進したい。本当にありがとう」
さいごに
彼女との関係が、私が今携わっておりますライフコーチのお仕事へ繋がった大きなキッカケであることはお伝えしました通りです。
学問とともに
私なりの「貢献のあり方」、大切な「使命」です。人に愛を届け、導く仕事、一生涯大切に真摯に続けていくと決めました。
一人のチカラは小さいかもしれないけれど、自分の周囲の方々が明るく幸せに、満たされた心で毎日を生きられたならば、、、
世の中から「争い」は消えるのではないでしょうか。
「争い」からは何も産まれない。
次の子供たちの世代、世の中が今よりも良くなっていることを願って止みません。
お読みいただき、ありがとうございます^^
感謝を込めて
ライフコーチ: 橘 美優