外食テロとfire願望は同根の病理
#短編小説 #創作 #文学フリマ
外食テロは今までもあったがいわゆるバカッターとして話題になる程度。フィリピンに逃げてた強盗団幹部と合わせて連日の執拗な報道に呆れ気味だ。
他にも追うべきものはあると思うのだが、こういうわかりやすい事件は何かを隠すにはうってつけなのだろうか。
キャスターやら評論家やらが口々に「何故」を問うているが、本当にわからないのかこういう事件の時は「何故」を問うのが決まり事なのか同じような反応ばかりである。
今まさに絶望している奴は未来を見ない
飛び降り自殺した人は地面にぶつかる1ミリ前までは生きているんだよね?(「ジサツのための101の方法」より)
いいえ、飛び降りた時点でもうダメなんだよ。
外食テロも同じ。やったらどうなるか、そのせいで家族は?、どっちも未来の話でバカッターには未来がいずれ来るものだとわからない。手でさわれて、口で食感を確かめられる「今」しか感じられない。後の事はわからない。先の事が考えられない。そう、時間の観念がないのは犬の脳だ。犬は時間がわからない。明るい/暗いはわかるが朝と夜はわからない。去年の今日や来年の今日はわからない。バカッターとは犬の脳で見た目が人間という生物。扱いは人間なので賠償金やら補償やらで一生苦しんでほしい。自爆テロとはそういうものだ。
飛び降り自殺したけどまだ地面にぶつかってないと強弁しても、もうぶつかるんだよ。そしてみんなを巻き込んで不幸にする。外食産業というのは一定の良識をみんなが守るという前提で成り立っている。これは単にその店舗や一部の業態に対するものではなく外食産業そのものに対するテロである。そしてこれは自爆テロであり新しい告発でもある。
小僧/小娘の戯言
外食テロやバカッターは犯罪だが、もう少し穏健なとこではfire決めたいガキどもが似た精神構造。突き詰めれば、もう死にたいんだよな。もうやめにしたい。もうなんか辛い。隠居や引退すればこの苦しさから解放されるのでは?引退しても生活は続くのだからお金は必要。悠々自適を満喫したい。だから辛くても今のうちに稼ごう。
こういう勘違いができるとこがガキのガキたる所以である。物事もう少しわかっていれば、そんなもん利用するための狂言に過ぎないってわかるんだけどね。お前が今苦しいのは仕事のせいじゃない。否も応もなく実体をもって存在しちゃってるお前自身が一秒毎に生み出してる毒に苦しんでるだけ。
自分がすり減るだけでバカッターのようにわかりやすい形では迷惑をかけないだけよしとするか、より巧妙になり悪辣とするか評価が分かれるところである。お前も飛び降りた人だよ。
自分の出した毒で苦しみ続ける
本当の子供は未熟で当然、研鑽を積んでいくしかない。その過程で色々と学んでいくものだ。今日問題にしてるのは30過ぎても頭が小学生な連中。
共通してるのは自己評価が高くて。集団の中で上から勘定した方が早いと思っている。底辺ではなくても平均以下の連中がほとんどなのに誤認が酷い。
fire連中の危うさは早期に金を稼ぎたい欲求が尋常じゃないので情報商材という詐欺に手を染めやすい点だ。金融資産なんかも相当入れ込んで破産者を多数出していた。社会というのは人間が作っているもので、人間関係なしに社会も仕事も存在しない。しかし人間関係自体を疎ましいものと捉えているため、目的はそこから早く離脱したいという事になる。さらに離脱後も安寧を得たいという図々しさ。
悪い人たちは見逃さない
笑顔で商談していても、逃げ出したくて仕方がない。そういうニセモノ臭さは隠しても隠しきれない。なので法に触れないように最低限の防衛はしないと簡単に犯罪者になってしまうよ。
コマにされる奴に共通してるのは金がない事だが、それ以外だと「人生がどうでもいい」奴も多い。希望や目標がない奴がこうなってる。中学校までは成績が良かったという奴も多い。そういう奴は実に使いやすい。
何故かって?中学校までの勉強は言われた事だけちやれば7割くらいはできちゃうんだよ。逆にいうと言われたことしか出来ない創意工夫がない奴は使いやすいんだよ。気が回る奴かどうかなんて話せばすぐわかる。目の前にいる悪い人たちは数十年悪い事しかしてないけど、まだ捕まってない人たちだから。
バカッターもfireも根っこは同じで社会不適合者。極まっちゃって賠償金地獄なのがバカッター。時間的余裕が多少あるのがfire。
隠居や引退が本当に良いものなら共産党のデモが老人ばかりなのはなんでかな?社会的な存在じゃないから社会参加したくて仕方ない。隠居なのに当てにされるのはドラマの中だけ。わかりやすく言うと、もう生きていないのと同じなんだよ。誰にも当てにされない。だからせめてお金くらいはもっていないとダメなのだよ。
わかるかな?逆なのだよ。安寧に暮らすにはお金が必要なのではない。安寧な暮らしとやらは色々な人の協力が必要で、お金くらいはせめて持っていないと誰からも相手にされないんだよ。社会を、人を繋ぎ止めるにはお金がないとダメで、つまり、お金は老人にとっては命と同じくらいの価値だ。お金とは命でその残量が預金残高なのだ。
もっとも、詐欺師から見たらふんだくるためのお金でしかないけどね。そう、若い頃に君がふんだくった老人の金はまさにその老人な命そのものだった。
因果応報。
君から根こそぎふんだくった若い詐欺師は今夜のキャバクラで散財する。君の寿命はそこで終わりだ。