Apple Watchを半年使ってスマートウォッチについて考えたこと
今まで腕時計をつけてこない人生でした。
中学校に入った時に叔母にアルバ・スプーンの腕時計をもらいました。独特な形状はとても面白く、また腕時計自体が大人になったようですごく気に入っていたと思います。なのに、腕時計はほとんどしませんでした。はじめに何回かぶつけたのと何も考えず水の中に手を突っ込んだりして壊しそうで怖かったせいです。それ以来、腕時計をつけずに過ごしてきました。でも、あまり不便に感じたことはありません。
スマートウォッチを特別欲しいという衝動に駆られたわけでもないのですけれど、つけてみないとその先について何も考えられないなと思い立ち、2024年1月にApple Watch Series 9を購入しました。今は6月なので、半年くらいつけたことになります。
思ったことをいくつかあげておこうと思います。読んでいる人に何の役に立つのかわからないですけれど。
結論から言うと毎日、お風呂に入っている間と寝ている間以外はずっとつけていますが、無くても問題ないです。特別煩わしさもないし、利点もいくつかあるけれど、無くても現状問題ないです。それが率直な感想。でも、付けていることで得られることもあったので、利点をあげてみます。
利点1:時間がすぐ見れる
腕時計なので当たり前なのですけれど。今まで腕時計をつけない生活をしてきた僕にとっては、時間は別の場所で見ていたので、少し便利になったなとは思います。ただ、どちらかと言うと、外した時に不便に思うことになのでしょう。
スヌーピーの文字盤にしておくと見るたびにアニメーションが変わるので楽しい。普段はスヌーピーにしていないけれど。
利点2:乗換案内がスマートフォンを見なくていい
どこで降りるのだっけとか、あと何駅だっけという時にスマートフォンで見るのではなく、Apple Watchで確認できるのは良いと思います。スマートフォンを取り出さなくてもいいから。それまでは「NAVITAIME」の乗換案内を使っていましたが、Apple Watchでは「駅すぱあと」の方が見やすかったので、アプリを変更しました。
利点3:マップが優秀
初めての場所とかはスマートフォンを片手に移動することが多いのですが、それがなくなりました。それまでは「GoogleMap」をずっと使っていますが(今でも使うけれど)、Apple Watchだと目的地までの案内を利用した場合、Google Mapは文字だけで地図上で自分がどこにいるかわからないので、「マップ」の方がApple Watchの場合は素晴らしい。
利点4:タスクを入れやすい
思いついた時に音声入力でタスクを入れられるので、その点便利になりました。外だと声を出して入力するのは恥ずかしいから、音声で入力するのは家の中だけだけですが。
こうなったらいいと思った点
スマートフォンを操作するのには左手だけで済んだのに(僕は普段左手だけでスマートフォンを操作します)、Apple Watchを操作するには左手あげて右手で操作する必要が出てくるので、結果両手を使っているのが不便に思いました。
Apple Watchにはダブルタップという人差し指と親指をタップする動作で一部操作できる点は素晴らしいし、その方向性は間違っていないと思います。もう少しできる操作が増えると嬉しい。ARグラスの操作パネルとして利用する方向も将来的にはあるかもしれませんね。
また、操作に右手を必要としないSiriも本来は素晴らしい。腕時計をあげた状態で本来は使えるらしいから。現状、僕のは何故か10回に1回くらしか腕時計をあげた時に起動しないのですけれど(やり方が悪いのでしょう……)。攻殻機動隊のタチコマ並みに会話しながら要件を伝えられると最高なのにと思う。音声によるコンシェルジュ的な動きをするものはSFでも多く出てくるし、今後の1つの大きな方向性なのだろうなと感じます。iOSはChatGPTとも連携するみたいですしね。将来的に誰も僕の周りに会話をしてくれる人がいなくなっても、ちゃんと一定の正気を保つことができそうな気がします。まぁ、外で使う時は恥ずかしいのだけれど。
まだ、僕が使っていない良いアプリもあるかもしれないので、これからもつけて行こうとは思います。特に煩わしく思っていないので。実際、時計をつけることは煩わしいのではないかと思っていたのだけれど、案外そうでもありませんでした。あまりぶつけないし、水の中にもそんなに急に手を突っ込まなかった。あの時より大人になったのかもしれない。