見出し画像

適応障害#30 慎重な復職を選択

会社から連絡があった。復職に向けて徐々に進めましょうと。
止まっていた時がやっと進んだ。
第一に安心した。私はまだ同じ会社で働いて良いんだと。別に誰からの許しが必要だったわけでもないけど、自分の中で大変安心した。
良かった。

まだ復職開始とはならず、面談や業務に必要な資料の確認(not仕事らしい……?)そののち、時短勤務からはどうかと言われている。
どうかもなにも、そちらが承諾をしない限り、こちらは従うしかないんですが……。こちらに選択の余地を任せてくれないじゃない!
まぁ、久々に働くのがいきなりフルタイムは実際にきつかったからありがたくはあるけど。

今の会社に休職→無職→転職を経て入ったときに、当然のことながら最初からフルタイム勤務だった。これが、非常に辛かった。
通勤なしからありに変わったことも違いだし、職場も違えば人も違う環境も違う、仕事内容も違うと、違うこと尽くしだった。
全部に1から慣れないといけないし、下手したら0からの勢いだった。
通勤時間もしてた頃に比べて、2倍近くに伸びてるし、人と会話したくとも最初のうちからエンジン全開はまずいと思い、大分控えてた。

今までよりも2時間近く早く起きて、メイクをして会社に向かい、会社についたらついたで馴染の無い人と業務的な会話をしつつ、新しいことにチャレンジをする。疲れないはずがない。

今回の会社からの提案には大人しく乗ろうと思っている。
自分的にはフルタイムで働いて、経済的安心感を得たいし、遠慮なく仕事がしたい。でもそのためにはどうしても環境の変化に伴う、自分の変化にも耐えないといけない。

環境の変化は慣れるのが早いほうだと思ってたけど、装うのが得意なだけで、メンタル的には慣れる時間は普通から少し長い程度だと前回で判明している分、自分の想定よりも大分ハードルを下げてあげないといけない。

提案されたときは、連絡の遅さも相まって苛立っていたから、そんなーとか、無理フルタイムにできないかと思ってたけど、時間が経って考え直したら、それが安牌な気がしてきた。

周り曰く、猪突猛進で周りが見えない。周りどころか一番自分のことを見えておらず、自己犠牲をためらわずに進んでいくタイプらしいので、自分が思っているよりも、周りの言うことを聞いておいた方が良いタイミングなんだろう。

ジャーナリングやnoteを通じて自分のことを大分知れた気にもなっているけど、きっとまだまだ自分という存在の表面的な部分を洗っているだけなんだと思っている。
悪いことではないし、良いことだけど、頑張ることへの歯止めを自分できかせられない部分は、最初は周りに頼るしかない。

今の会社が良い会社だと思っているからこそ、自分を消耗しないためにも、慎重になることが大事。

よく、メンタルを病んでから「自分を大切にして」という言葉を見かける。この意味がいまだによくわかっていない。何をどうすれば大切にできているかの判断が、当然ながら個人によって変わるため、定量的な把握ができないからだと思っている。

抽象的な概念に苦手意識がある。アンケートや質問などで、数字で段階を答えるやつとか超苦手。基準がよくわからん。それと同じで、自分を大切にするというのも、人によって変わってしまうから、まだよくわかっていない。

でも、自分で自分を大切にしなくても、ほかの人が自分を大切に思った結果、自分の意志と多少そぐわなくても、従ったほうが良い物もあるんだと思うことにした。

心の底では納得がいかないけど、今までの所業を他人から聞くたびに、あブレーキって壊れてるんだと思う。これはメンタルを病む病まないにかかわらず、性質に近い部分がそう。病んで加速することはあれど、症状が治まったからと言ってブレーキがすぐに踏めるようになるわけではない。

そのほうが動きやすいからとか、なんだとか自分にはいろいろ理由を付けてきたけど、若いころと違って体に無理が効かなくなってきている事実もある。
メンタルも長らくの消耗の結果、痩せているような状態なのかもしれない。

人生の先輩方が言うのだから、それに従っておこう。

いいなと思ったら応援しよう!