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2023年7月3日 名言と本の紹介
「傲慢で、ぶっきら棒で、利己的になるのは、いともたやすいことです。
でも私達は、もっと素晴らしいことの為に、創られているのです。」
カトリック教会修道女 マザー・テレサ
他人に対して傲慢不遜な態度をとるのは決してかっこいいことではない。
周りの人に対して配慮をしないのは、よく考えなくてもできることだからだ。
しかし、それでは世の中を渡っていけない。
我々人間はお互いに配慮し合うことで、少しずつでも素晴らしい社会を作っていくことができるはずだ。
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「言葉は翼を持つが、思うところに飛ばない。」
作家 ジョージ・エリオット
文章を書く時は、できるだけ届けたい相手を明確にして書きたい。
そうでないと、本当に届けたい相手に届けるべきメッセージが届かなくなってしまう。
100人の人にふわっとしたメッセージを送るよりも、たった1人の人を思い浮かべて、具体的にメッセージを送る方が効果的だ。
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「苦しい時に神頼みはみんなするが、うれしい時に神に感謝するのはみんな忘れている。」
作家 ジョセフ・マーフィー
物事が上手くいったときには必ず、それまでに協力してくれた人たちに真っ先にお礼を言った方が良い。
そうした姿勢を見せるからこそ、次にチャレンジする時も応援してくれる確率が高くなる。
最悪なのは、周りの人への感謝を忘れてしまい、自分1人の力で成功したと思い込んでしまうこと。
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「先が短いなら短いなりに僕は面白う生きたい。
派手な打ち上げ花火を打ち上げて、消えていく…。」
長州藩士 高杉晋作
幕末に奇兵隊を率いて織田信長のように活躍した高杉晋作は、結核のため、その若き命を散らせた。
病魔に冒されて諦めの念が支配しても、その前向きな魂は死ぬまで変わらなかった。
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「世間でいう『悪い子』に期待している。
なぜならそういう子どもこそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の『いい子』だからである。」
本田技研工業創業者 本田宗一郎
学校教育の中で優秀な子だけが本当に優秀なのだろうか?
学校の勉強をしっかり学ぶことももちろん大事だが、社会に出て活躍するのはもっと自由な発想を持った若者だ。
若いうちは規範からちょっとはみ出るくらいの豊かな発想力くらいがちょうどいいかもしれない。
あの織田信長だって、若い頃はうつけ者(馬鹿者)と言われていたではないか。
もちろん、はみ出しすぎは良くないが。笑
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「悟りを開いた人間とは、群集の真っ只中にありながらも、自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間である。」
哲学者 ラルフ・ワルド・エマーソン
周りの人たちと良い距離を保ちながらも、自分自身の考えを大切にしていきたい。
和して同ぜず。
なんでもかんでも周りの人たちの考えに合わせてしまうと、自分の人生は一体どこにあるだろうと悩んでしまうから。
本当に自立した人間とは、一人でいても様になる人のことだと思う。
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「この世の中で一番強い人間とは、孤独で、ただ一人で立つ者なのだ。」
劇作家 ヘンリック・イプセン
さすがに現代社会で人と交わらずに生きていくことはかなり難しい。
何とか上手く周りの人と協調しながら、助け合って生きていける方法を探したい。
ただ、いつも周りの人の助けを借りなければ生きていけないようでは心もとない。
たとえ状況的に自分一人になったとしても、何とかしてしまえるだけの逞しさを身につけておくのは大切かもしれない。
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「文句ばかりいう人や、自分に対する世間の扱いのあら探しが好きな人と一緒にいるよりも、幸福そうな顔をした人びとや、成長し、人生を楽しむことに関心を抱いている人びとに囲まれているようにしなさい。」
著作家 ウェイン・ダイアー
人は周りの人から大なり小なり影響を受ける生き物。
確かに、物事の結果を全て環境や周りの人たちのせいにするのは避けたい。
それではいつまで経っても自分自身の成長にはつながらないから。
しかし、いつもネガティブなことばかり言う人や何でも否定から入る人たちに囲まれた環境で自分だけ前向きさを保つのは難しい。
前向きに、幸せに生きようと思ったら、やはり同じような前向きさを持った人たちと一緒にいるのが賢い選択だろう。
今いる居場所が世界の全てではない。
世界は広い。
諦めずに前向きに生きていれば、良い出会いはきっとある。
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