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<第17回>悪しき完璧主義を捨てる〜書き続けるためのマインドセット〜【文章の書き方入門講座】
こんにちは。
戦略マスター頼朝です。
長らくnoteを書くのをサボっていましたが(笑)、ちょっと書いてみる気になったので、記事をアップしてみます。
今回は
「書きたい気持ちはあるけれど、なかなかnoteに記事を書き始めることができなくて、悩んでいる人」
向けの内容になります。
私はこれまでの9ヶ月間、
「noteを書きたいなぁ、でも、なかなか書き始められない……。」
というモヤモヤする日々が続いていました。
X (旧Twitter)はほぼ毎日投稿できているのに、noteとなると、下書き画面に思いついたネタをメモしておくことはあっても、そこから記事の作成にまでは進まない日々が続き、なんだかずっと鬱々としていました。
「文章を書くのは好きなのに、なんでなんだろう?」
と思っていると、
自分の中で気づいたことがありました。
<いつの間にか、悪しき完璧主義に陥って、自分で文章を書くハードルを上げてしまっている!>
というものでした。
自分自身や周りの人の成長につながるような完璧主義は良いことだと思います。
しかし、悪しき完璧主義は要らないし、成長の妨げになってしまうとは、私も常々思っているのですが、気をつけていても陥ってしまうものですね。
そこで、
「文章を書くのが好きなんだったら、もっと気楽に書けばいいじゃないか。」
と思い直すようにしました。
そもそも、悪しき完璧主義に陥る原因として、人に見られることを気にしすぎる点が挙げられるかなぁと思います。
もちろん、ネット上に自分の文章をアップする以上は人に見ていただくことが前提ですので、できるだけきちんとした内容の文章を書いていきたい気持ちはあります。
ただ、やはり、気に「しすぎる」ようになると、本来書きたいはずの文章が書けなくなる足かせになってしまうものだと思います。
<文章は、もっと自由に書いて良い。>
文章を書くことで人を傷つけたり、悪質な嘘をついたりするのはダメだと思いますが、
そうでないのならば、その日、その場所で、自分が思ったことや感じたこと、あるいは気づきや学びがあったことを、日記代わりに書き記して良いのではないかなと思います。
文字数だって、
「5000文字書かなければ文章じゃない」
と思い込んでいるところもありました。
これは以前、塗装会社やブランディング会社のブログ記事の執筆担当だった経験がそうさせているのかもしれません。
会社の顔として、世間の皆様に業務内容を認知していただくための文章を書くわけですから、具体的に分かりやすく書いていくためには、それなりの文字数は必要です。
(当時はSEO対策的にも。)
ただ、個人が日記代わりに書くような文章では、文字数なんて気にしなくていいと思います。
文字数を気にし出すと、やっぱり文章を書くための心理的なハードルを自分で引き上げてしまうことになるからです。
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さらには、私自身、論文指導講師として、生徒さんたちには常々、
「論文の成功は取材と構成の出来で7割は決まるから、しっかりやりましょう。」
と伝え続けています。
作文や小論文、志望理由書、活動実績報告書などを含めて、一万通ほどを添削指導してきた経験から言いますと、実際そうだと確信を持って言えます。
ところが、それが自分に跳ね返ってきて、
「いざnoteを書くときは、きちんと取材と構成をしてから… .。」
という固定観念に凝り固まってしまっていた面も、note記事がなかなか書き出せない原因になっていることに気づきました。
今でも仕事の文章として長いものを書いたり、人に文章の書き方や読み方などを講義する内容の記事を書く場合には、きちんと取材と構成をしてから執筆に取り掛かります。
自分が伝えたいことが正確に伝わるようにするために、かつ、読みやすい文章だったと読み手に思っていただくためにです。
ただ、やはりここで思うのは、
「文章の種類にも色々なものがあるし、目的や読んでいただきたい対象者も様々。
だから、雑感のような内容の文章を書くときには、取材も構成もなく、もっと自由にその時に感じたことを書いていけばいいんじゃないか。」
ということです。
以上のように思い始めてからは、なんだか肩の荷が降りた感じがしました。
むしろ、誰からも背負わされていない荷物を自分で勝手に背負っていた感じがします。苦笑
「文字数だって、取材や構成だって、気にしなくていいじゃないか。
文章を書くこと自体が楽しいのなら、もっと気軽に書き始めてみよう。」
そう思うと、いつの間にか良い方向に姿勢が変わり、ついに久しぶりにnote記事を書いてみようと思い立つことができたのです。
まとめますと、
X (旧Twitter)のような140文字程度の短い文章なら、ほぼ毎日投稿できるのに、ノート記事になると書けなかった原因は、
<文章を書くための心持ちや姿勢(マインドセット)>
にあったのです。
原因がそれであれば、マインドセットをちょっと変えてみれば、解消できます。
すべては自分の心の中で起こっていることですから。
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実際、日々生徒さんたちに勉強を教えていて気づいたことがあります。
経験も能力も変わらないのに生まれる学力差はどこから来るか?
それは、考え方や姿勢の違いに過ぎないということです。
勉強嫌いだった子も、友達や先生、家族などからのふとした影響から、ある日を境に興味を持って学び始める子がいます。
好きな物語や憧れの人物ができて、それを原書で読みたいからと言って、すごく英語嫌いだった子が英語の勉強を真面目にやり始める例はいくらでも見てきました。
人生、何がきっかけで変わっていくかは分かりません。
また、変わらない日常が続いても、自分のマインドセットを変えることで、自分で行動変容を起こすことができるものだと思います。
私が9ヶ月ぶりくらいに、このnote記事を書いてみようと思い立ったのも、文章を書くことに対する心理的な障壁を取り除いて、ちょっと行動を変えてみようと思えたからだと思います。
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長くなりましたが、私のように文章を読むのも書くのも好きなのに、なかなか書き始められない方のご参考になれば幸いです。
私も、もっと気楽に、その時の気づきや学び、思ったことや感じたことを日記代わりにnote記事にしていきたいと思います。
文章を書くのが好きな皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
気楽に、そして楽しく、文章を書くことを一緒に頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
戦略マスター頼朝