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街と山のあいだ


街と山のあいだ

まず、このタイトルが好きです。

そして、シンプルなデザインの装丁と手に取ったときの紙の質感も、本を読む楽しさを感じさてくれます。

この本は、若菜晃子さんによる山に関わる随筆集で、昨年末に買った本ですが、すでに何回も読み直しているお気に入りの本です。

山での何気ない出来事や気づきが自然体で語られていて、文章を通じて温かく心地よい山の空気感のようなものが伝わってきます。

ひとつひとつの話は短くて、どんどん読み進めてしまうけど、読み手もゆっくり丁寧に読みたくなる、そんな本だと思います。

日常の中のささやかな出来事や気づきのようなものって、意外にもすぐ忘れて行ってしまいますね。

でも、その中に大切にしたい思い出や感情がたくさんあることをこの本があらためて教えてくれました。

いつでも手の届くところに置いておいて、何度も読み返しをしたくなる、そんな本に出合えたことに感謝したいです。


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<了>

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