偶置換・奇置換〈龍孫江の群論道具箱〉
符号$${\operatorname{sgn} \sigma := (-1)^{\operatorname{inv} \sigma}}$$が準同型,すなわち
$${\operatorname{sgn} (\sigma \tau) = \operatorname{sgn} \sigma \times \operatorname{sgn} \tau}$$
が成り立つことを見ました.その帰結として,次が挙げられます.
命題(置換を表す互換の数)
置換$${\sigma}$$が$${k}$$個の互換の積に分解されるとき
$${k \equiv \operatorname{inv} \sigma \pmod{2}}$$.□
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748字
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