置換の最短表示〈龍孫江の群論道具箱〉
転倒数を導入してその性質を観察し,置換のあみだくじ表現について整理する準備が整いました.
定理(隣接互換との積の転倒数)
置換$${\sigma}$$の転倒対の全体を$${T_\sigma}$$で表す.隣接互換$${\tau = (p~p+1)}$$に対し
$${\operatorname{inv} (\sigma \tau) = \begin{cases} \operatorname{inv} \sigma + 1 & (p,p+1) \not\in T_\sigma \\ \operatorname{inv} \sigma - 1 & (p,p+1) \in T_\sigma \end{cases}}$$.□
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