分解に必要な互換の数〈龍孫江の群論道具箱〉
あらゆる置換が互換の積として表せる事実を示し,そのような分解はあみだくじ表現に対応していることを紹介しました.それならば,最もスマートなあみだくじ表現はどんなものか?という疑問もわいてきます.
定理(分解に必要な互換の数)
$${n}$$次巡回置換$${\sigma}$$を互換の積に分解するとき,少なくとも$${n-1}$$個の互換が必要である.□
ここから先は
796字
群論の初歩について,基本事項をまとめます.教科書にはあまり書かれない細々とした計算や寄り道っぽい話なども多く取り入れようと思います.購読月中は過去記事をすべて読むことができますので,必要なときだけご購読いただいてもOKです!
龍孫江の群論道具箱
¥400 / 月
初月無料
群論の初歩について,基本事項をまとめます.群論について,学び始めた人,もう少し良く知りたい人におすすめです.月6回ほどの更新と,おまけテキ…
龍孫江の群論・環論道具箱
¥700 / 月
初月無料
龍孫江の群論道具箱・環論道具箱の記事を同時に読める合冊版です.それぞれ購読するよりはお得な価格設定となっております!龍孫江へのご支援を兼ね…
Twitter数学系bot「可換環論bot」中の人。こちらでは数学テキスト集『数学日誌in note』と雑記帳『畏れながら申し上げます』の2本立てです。