環上の代数〈龍孫江の環論道具箱〉
多項式環を導入し,その重要な性質として「変数にある要素を代入する」写像が準同型となる「代入原理」を紹介しました.今回は,ここに関連する概念を紹介します.
https://youtu.be/Gk9fb-KTafo
定義(環上の代数) 環$${A}$$上の代数($${A}$$代数)とは,以下のデータからなるものをいう:
器 環$${B}$$
機構 環準同型$${\psi \colon A \to B}$$
公理系 特になし(強いて言えば,$${\psi}$$が準同型で