最近読んだ本。『あなたには帰る家がある』『阪急沿線 謎解き散歩』どちらも面白かった。
あなたには帰り家がある。
あなたには帰る家がある 山本文緒さん
(集英社文庫)
面白かった。面白くて一晩で読破。
まだスマホのない時代の話。ポケベルとか公衆電話とか普通に出て来ます。
でも、その内容は全然古くない。
やはり、家庭とか夫婦関係とか親子関係なんかも普遍ですね。
ずっと同じ悩みを抱えるものなのですね。
そういう意味で、この本は今後も読まれ続けるのかなって思いました。
家庭のことが苦手な奥さん、真弓が子供が幼稚園に預けれる年齢になったので、仕事に出る。
でも、旦那さんが家事育児をあまりやらない。
仕事が大変だと言うけど、奥さんも働いているのでそれは理由にならない。
喧嘩が絶えない。
夫は家を売るのが仕事。
家を売るために一生懸命過ぎて、その家庭に深入りしすぎてそこの奥さんと不倫関係になってしまう。
更に家事、子育てをしなくなる。更に険悪な夫婦関係になる。
奥さんの真弓さん働き出すと案外仕事ができて、収入も増える。
もう、旦那なんかいらないんじゃない。
そんな考えもよぎる。
子育て、家事、仕事、収入、不倫、親子関係、理解し合えない夫婦の溝。
読書会だとここらへん議論できそうで盛り上がりそうです。
最後には、盛りだくさんの問題を抱えながらなんとか収まり一つの夫婦の形を見いだせるけど、奥さんも仕事で契約を取るために男とベッドを共にしてしまったような発言があり。
この後夫婦はどうなるのでしょう。
読後も色々考えさせられる本でした。
誰もが間違ってなさそうなんだけど、ちょっとずれてるんですよね。
こういう感じの人いるよなって感じます。
読んでそんのない一冊だと思います。
阪急沿線 謎解き散歩 (新人物文庫)
阪急沿線に住んいるので馴染み駅や地名が多いです。
でも、阪急沿線と言っても京都線なので、神戸線に乗ることがあまりなく、宝塚線にいたってはほとんどのったことがない。
せっかく阪急沿線に住んでいるのに勿体ないと自分のことながら思いました。
ゆっくりと一駅ごと居りてみて歩いてみると面白いでしょうね。
やってみたいな。
三ノ宮よりも西宮北口のほうが乗降数が多かったりするんですね。
阪急が地道を街を作ってきた成果なんでしょうね。
さすが阪急ですね。
そう言えば、僕は阪急京都線なので、神戸線に乗ると、人が多いなって感じます。
確実に京都線よりも神戸線のほうが多いですよね。
でも、もともとは、阪急の阪神と国鉄に負けて神戸線ってガラガラだったとか。
信じれないですよね。
京都線は、梅田近辺と河原町近辺は混雑しますけど。中間あたりは結構してますもんね。
しかし、京阪と阪神が合併して京都から神戸をまたぐ壮大な計画があったってすごいですね。そんな線ができてたら、関西私鉄の雄は阪急ではなくなってかも知れないですね。