泥団子

幼い頃、泥団子をつくった記憶はないが、
たった今まどろみの直前、小説のアイディアの前段階の部分を泥団子状に捏ね始めた。
脳内で理屈を捏ねる、根気強く捏ねて磨いて、綺麗な泥団子になーれ。

きのうからTwitterアカウントを点滅させている。来年の6月までに消滅する予定だ。理由はそれが寿命だからだ。少なくともアカウントの寿命である。将来万が一小説家になったら、昔の作品を自主回収しに奔走しそうで怖い性癖(エロくない意味で)だ。アカウントを消したとて、そのツイート群はだれかの頭に残り続ける。あなおそろしや。なんと不気味なことでしょうか、いや心配せずとも忘れられているはずさ。どっちが良いんでしょうかね。

今日の『ナチュラル・ウーマン』写経は捗った。これが終わったらブランキージェットシティの歌詞を写経する予定だ。

noteに自家製の現代詩をくる日もくる日も述べまわしてあきれさせている。誰を。自分自身!
今度こそまともな作品を描きたい。頼んだぞ、未来の自分。そして3月末にはウェブ応募をぜひしたいと思っている。頼んだぞ、未来の自分!

さらさらと手の甲から指の間を抜ける砂に、公園の蛇口からバケツに汲んだ水を加えて、つくるのだろうか。どうやったらピカピカに作れるのか、ベネッセの通信教育を受けていた時に付録で付いてくる冊子にいつか書いてあったような気がするが、その内容は思い出せない。
小説の書き方についての本を何冊も読んでいるが、これは時間をかけて実地で学んでいくしかないということだろうか。
右手の小指側の側面を黒く汚しながらシャープペンシルをサラサラと紙に走らせていく作業は懐かしくて面倒臭い。
デジタル・泥団子をパソコンで練る予定である、それが読むに値する小説になることを信じて、捏ね続けるのみである。

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