見出し画像

【建築と音楽】-17世紀イタリア-神戸公演

”バロック芸術のドラマツルギー(演出法)“
 それまでのルネサンス時代(15-16世紀)の音楽や建築は「均整と調和」でしたが、17世紀に入り、光と影の強いコントラストを打ち出した表現など「劇的」へと変わりました。
それはどこから生まれたのでしょう?
・どこまでが彫刻でどこからが絵画?驚異的な教会の天井画
・オラトリオは教会内の”ある場所”から生まれた。
・しのぎを削りあった2人の建築家(対照的な作風)
・知性を表す六芒星をもとに作られた教会建築   …など

また、音楽の分野でもルネサンス時代の音楽はいくつもの声部の旋律が織りあうようなものでしたが、17世紀には「通奏低音(バス旋律に即興的に和音をつけた伴奏)と独奏・独唱」という新しいスタイルが提唱され、旋律を歌うことよりも「歌いながら言葉をドラマティックに“語る”」ものへと移っていきました。それは建築や美術の「均整・調和」→「劇的」と一致しています。

 音楽と絡めて沢山の建築(教会など)の写真をご覧いただき解説を交えながら、チェンバロやキタローネという当時の楽器で演奏をお送りいたします。ぜひご来場ください。

【建築と音楽】ー17世紀イタリア編ー
日時:2023年2月11日(土)
  ①14:30開場/15:00開演
  ②18:00開場/18:30開演
 ※2回公演。①②は同内容です。

出演:河辺泰宏(建築のお話)
   木村恵理(チェンバロ)
   La voce del Seicento
    長井和泉(ソプラノ)・
    竹内茂夫(リコーダー、キタローネ)

曲目:カッチーニ/我が麗しのアマリッリ
   カプスベルガー/百合のごとき花を咲かせよ
   フレスコバルディ/カンツォン第3番
   モンテヴェルディ/主をほめたたえよ
   ほか

会場:神戸聖愛教会(「新神戸駅」南出口より徒歩)
料金:3,000円(当日受付にてお支払)

★ご予約はこちらから→:【建築と音楽】google申込フォーム

助成:一般財団法人チェンバロ振興財団クープラン
詳細:facebookイベントページ【建築と音楽】
   Twitter #建築と音楽2

2022年名古屋公演にて
↑名古屋公演のものが「ナゴヤ劇場ジャーナル」に掲載されました。
G.Caccini「Amarilli mia bella」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?