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【建築と音楽】-17世紀イタリア編-
「バロック時代はいかにして到来したか?———」
このコンサートでは、建築、絵画、彫刻などの写真をスクリーンに映しながら、西洋建築史の専門家の解説を交えてコンサートをお送りいたします。
それまでのルネサンス時代の多声音楽は均整と調和の美しい音楽でしたが、その分言葉が聞き取りにくいという面がありました。
ギリシャ劇の見直しによって、「言葉」に最も重きを置く音楽の模索が始まりました。モノディ(独唱)の誕生ですーー。
かなりざっくりと書きましたが、詳しいことは是非コンサートで!
スライドとその解説もあり視覚的にも楽しめるコンサートとなるかと思います。
さて、17世紀イタリアで提唱された「レチタール・カンタンドRecitar cantando」ですが、共演者の方々とお話してても、巷では意外と適当に訳されてるようですね。歌うように語る?語るように歌う?
直訳では「歌うように語る」ですし、ギリシャ劇で台詞を語るわけですから「歌うように語る」でしょう。
それで、共演の方は言語学専門でもあり、お話によると、
もっと言えば「歌うように語る」というよりは
「歌いながら語る」「歌いつつ語る」というほうが意に近いようです。
(翻訳というのは難しいですね…!)
そして、このモノディ(独唱のスタイル)、レチタール・カンタンドが音楽史上の変革になったわけで、今回はG.カッチーニやM.モンテヴェルディの曲をお送りいたします。
感染対策もあり、昼・夜と2回に分けての公演です(同一内容)。
是非お越し下さい。
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【建築と音楽】ー17世紀イタリア編ー
日時:2022年8月2日(火)
①14:00開場/14:30開演
②18:30開場/19:00開演
※2回公演。①②は同内容です。
出演:河辺泰宏(建築のお話)
木村恵理(チェンバロ)
La voce del Seicento
長井和泉(ソプラノ)・
竹内茂夫(リコーダー、キタローネ)
曲目:カッチーニ/我が麗しのアマリッリ
カプスベルガー/百合のごとき花を咲かせよ
フレスコバルディ/カンツォン第3番
モンテヴェルディ/主をほめたたえよ
ほか
料金:3,000円
★予約・問合:ミューズクリエート
℡052-910-6700(月曜休)
mail:m-create@wmail.plala.or.jp
後援:名古屋音楽大学、名古屋音楽大学同窓会、名古屋バロック音楽協会、日本チェンバロ協会
チェンバロ提供:carata*cembalo(唐田友裕)
詳細:facebookイベントページ【建築と音楽】
Twitter #建築と音楽2