マスカレード
次々と仮面をつけ
真の姿を隠し続ける
誰かの気持ちを汲みとり
踊るように軽やかに
人の間をすり抜ける
開かずの間に鍵をかけ
笑顔の仮面でかわし続ける
かわし続けた先で
静かに壊れていく
重くなる足取り
仮面にひびが入る
割れそうになる仮面
笑顔の仮面をなくしていく
開かずの間の鍵も
次々と壊れる仮面
剥がれ落ちていく
重きものが音をたて
みえなき盾も剣も
しらずに纏った鎧も
ゆっくりと開いていく
真に姿をあらわす
眩しく輝く姿を
開かずの間に眠るものが
ましていく光の中で
シンの光をとり戻す
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