春とアトピー
スポーツ飲料を浴びたような感じ
一本やりきったから、まだもう一本やれる
不甲斐ないやと後退りをした出来事も
"遠い昔の私"な感じ
どうせ変わってゆくのならば美しい方が好き
何度でも間違える私を
これでいいのだと思えた
儚くおわってく出来事も、あなたのおかげでしょう
正解とは言い切れない愛も
変わらないものとしてなら抱えていける
小さな箱の中でしか囁けなかった言葉も
あなたの目を見てさらりと言える
飲み込みづらい現実には
それでいいのだと二人で笑っていよう
忘れたくないことは匂いで覚えるの
体に集めてた とりとめのない言葉で繋ぐ
思いを伝えるときは背筋を伸ばすの
いい言葉がみつからなくても正直でいこう
いつか終わってしまうのだから寄り道をして、
恨みの話もふざけたことさ、骨になっても踊っていよう
夢中で砂山を作り続けてたら、みんなが帰っていることに気づけなくて、夕暮れをひとりで帰る
だけどあなたもどこかで同じような時代を過ごしてきたから
私たちは出会えたんだ
すこし変わった過去を愛おしく思う あなたのおかげです
繰り返す時の中で何度も同じ音を聞いた
あなたの言葉に頷くことで出来た日々はすぎていく
寄りかかり合えば聞こえてくる鼓動のリズムに
このままずっと迷ってしまえと祈ってた
お互いの今を思う振る舞い、それが愛
先延ばしにした終わりもほんとうに終わり
キリを覚えてしまった、あの砂場はもう香らない
いつか終わってしまうとこの目に焼き付けた輪郭、
とりとめのない言葉も最後には儚いのね、
あなたのせいです
もしも、また会えたなら優しく香る思い出であって欲しいなんて野暮だな、ずっと好きだった
あの日に帰れない、ずっと好きだった