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2024年美術館記録まとめ

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2024年に行った美術館やら展覧会やら
運営しているクリエイター

#展示

【おいで、おいで】内藤礼 生まれておいで 生きておいで &トークイベント 東京国立…

東京国立博物館で内藤礼さんの展示企画がある、と聞いて驚いたのはいつだったか。 しかも本館…

薪
7か月前
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【音楽ルーツをさらせるか】梅津庸一 クリスタル・パレス 国立国際美術館

記憶が薄れてきてるから早く仕上げねば。 関西美術館めぐりの最終回である。 この後も相変わら…

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4か月前
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【いつ着替えるか】LOVE ファッション 私を着替えるとき 京都国立近代美術館 

京都服飾研究財団の服飾企画があることを知って2年間、楽しみに待っていた。 京都国立近代美…

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5か月前
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日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション ひとりの精神科医が集めた日本の戦後 東…

高橋さんの個人年表がおもしろい! というわけで、近年寺田倉庫でも開催されていた高橋龍太郎…

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6か月前
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【座ることへの憧れ】ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム  パナソニック…

美術館というには広さが無いけれど、ここ最近集客できているパナソニック汐留美術館。 ルオー…

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6か月前
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【森に浮かぶ魚】フィリップ・パレーノ:この場所、あの空 POLA美術館

箱根の山中にあるPOLA美術館。ウン十億円のゲルハルト・リヒター作品があることでおなじみですが…

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6か月前
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【心に生きる】舟越桂 森へ行く日 箱根彫刻の森美術館

東京都現代美術館が開館した1995年ごろ。 その常設展示室にある木像が長らく定番の作品として展示されていた。 「静かな向かい風」。 詩的なタイトルに大変感銘を受けた。 その作品の佇まいもすごく好きだった。 無風に近い展示室でも確かに風を感じるような。 私の中で舟越桂さん作品の最高傑作だった。 2024年4月に舟越桂さんの訃報を聞いた際は驚いたと同時に、静かに悲しかった。 個展の開催について 箱根彫刻の森美術館で、個展が開催されると聞いたのは訃報の直後だった。 生

【未知と姫路】髙田賢三 夢をかける 東京オペラシティアートギャラリー

姫路が生んだトップデザイナー髙田賢三。 その軌跡を追う展覧会である。 幼少期からパリへ向…

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6か月前
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【モノラルな変遷】吉田克郎展 ―ものに、風景に、世界に触れる 埼玉県立近代美術館

もの派、と言われた作家の一人、吉田克郎。 私はドンピシャの時代よりその少しあと、シルクス…

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7か月前
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【3度目の発見】鈴木康弘展 ただ今発見しています 二子玉川ライズ スタジオ&ホール

鈴木康弘氏の作品を初めてみたのは、青山のスパイラルガーデンだった。 夫と付き合い初めた頃…

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7か月前
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【継続は_なり】渋谷 UESHIMA MUSEUM

5月半ばに「渋谷に私設の美術館ができる」という話題を知り「?」と思っていた。 宮下公園、…

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8か月前
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【シンプルに捉える】中西夏之:1962〜2011 SCAI PIRAMIDE

中西夏之氏の作品がまとまって10点ほど出ている。今なぜ?と思いつつ。六本木へ行ってきた。 …

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8か月前
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【これからは◯◯の時代!】三島喜美代―未来への記憶 練馬区立美術館

原美術館が品川にあった頃、その芝生の中庭にいつも大きな新聞紙が鎮座していた。 私が見た三…

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9か月前
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【彫刻の上の散歩道】カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 DIC川村記念美術館

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館。 古典、印象派からミニマルアート、カラーフィールド等アメリカの60年〜80年代中心のコレクションが進み、非常に豊かな常設展を形成している。 今年、中学生になった長男が「ここ、行ったことあるよね?」美術資料集を見せてきた。 掲載されていた写真は川村記念美術館のロスコ・ルームの写真。 え、あの部屋が美術資料集に載るのか…?なかなか面白いチョイスだな?資料集とは?と思った。 他にも自分が学生の頃は考えられない作品が掲載されている資料集を見