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休校中お稽古チャレンジ ~長唄三味線~ 初日

街中から芸能・芸術がなくなりました。
公演の中止や延期が止まらず、2月の中旬を最後に舞台で演奏をしておりません。それが6月まで続きます。今のところは…。
既に10月の公演まで影響が出きているので、この先どうなるか分かりません。我々のような演奏家は、舞台がない=収入ゼロなのです。
世間では今月から自粛で閉まるところが多いですが、我々はもう2月末ごろから自粛しています。本当に瀬戸際です。

今できること

この状況で何が出来るのか。
我々演奏家は、ライブで間近にその迫力を感じてもらうのが一番だと考えています。劇場などが閉まりイベント自粛の中、そのツールが奪われてしまっています。このままでは、古典芸能が死んでしまうのではないのか。
新たなツールを考え、それを活用することで行動していかなければいけません。やはりそれは、アナログな古典芸能の世界では遅れているネットの活用です。

オンライン・ネットの活用

先日、その最初の行動としてInstagramで演奏をライブ配信しました。先ほども言ったように、生で間近で聴いてもらうのが我々演奏家は一番です。しかしライブ配信をしたところ、劇場で聴くのとはまた違ったライブ感があり、とても反応が良かったのです。
そこで思ったのが、我々は聴いて頂く職業なんだと。ツールが違っても、そこは変わらないのだと。

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他にも、お弟子さんのお稽古もオンライン稽古を行っています。
タイムラグがあり、一緒に演奏するのはなかなか大変。
しかし、お弟子さん一人で弾いてもらう事が主となることで、師匠に頼りながらの演奏が出来ずお互いに欠点が分かりやすくなるなど、オンラインならではの良さもあります。

休校中チャレンジ

舞台がないため、ほぼ家にいる毎日。そしてまた子供達も休校中のため家でダラダラ。この有り余った時間を有効に活用しようと、今日から休校が明けるまでに曲を覚えることが出来るか、子供達の休校中チャレンジを始めました。

お稽古は平日(お昼)毎日して、その様子をInstagramでライブ配信します。そして休校が明ける予定の5月6日には、その成果をライブ発表会します。
息子は9歳で今まで少し三味線のお稽古をしましたが、去年の8月以来三味線を触っていません。
娘は7歳で去年の8月に「さくらさくら」を演奏しましたが、同じくそれ以来触っていないのですっかり忘れています。

「長唄って、子供でも出来るんだ。」「こんな感じでお稽古するんだ。」
など、敷居が高いと思われる長唄の楽しさをお伝えできればと思っています。

ライブ配信は無料でご覧いただけますが、私のその日の感想や想い、子供たちのその後の様子などを書き、毎日の動画を有料配信させて頂きたいと思います。

今日は初日なので、有料部分は動画中心になっています。どんな様子でお稽古したか、休校中の子供たちに何をさせればとお困りの親御さんたちに見て頂ければ嬉しいです。

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次世代への継承という意味だけでなく、お稽古を通しての子育て、父と子の時間。私の想いなどをお伝えし、感じて頂ければ幸いです。またアナログな長唄の世界、ネット配信など新たな試みに挑戦し、長唄の魅力を広めていきたいと考えています。宜しくお願い致します。