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『事実』と『真実』の違い

事実・真実
この2つの言葉はとても良く似ていて
あまり区別することなく使われていることが多い
でも凄く大切なことなんだと思う
意味が全然違うのだということがわかると
混同しちゃいけないって
自分の人生に関わる大きなことだって
そう思う

事実を知ってすべてをわかった気になっていると
真実が分かった時に愕然とする
そんなことがあるから
だから自分の目で見た事実も
誰かに聞いた事実も
自分の次の行動を決めるための基準にはしない
言い換えれば
事実に振り回されてはいけないということ
真実を理解した上で自分が進むべき方向を見極めることが大切

日本中のどこでも買える とある食品
メーカーは誰もが知る有名企業で小さな子供も世の奥様も
サラリーマン、学生、多くの人は何の疑いもなく
その食品を買う
これは紛れもない事実

この食品
工場では生産ラインで大量に作られて
出来上がるとコンベアに乗りプラスチックのトレイに並べられ
一時的に静置される
この工場で働く従業員は絶対にこの食品を買わないと言う
工場内の衛生環境を知っているからだ
これは紛れもない真実

スマートフォンには厳重にパスワードがかけられ
本人以外の誰も
スマートフォンの中の情報に触れることができない
プライバシーが確実に守られているように見える
これは紛れもない事実

スマートフォンで入力した自分の情報
アプリを運用している会社のサーバーで処理され
データとして蓄積される
そこはスマートフォンのユーザーが管理するストレージではなく
サーバーやシステムの管理権限を持つ者達が自由に触れることができる
だからプライバシーが確実に守られているなんて誰も言いきれない
これは紛れもない真実

TVCMで新発売の自動車がカッコ良く走っている
美しい大自然の中を走るその姿は誰の目にも魅力的に見える
それは紛れもない事実
でも自動車メーカーは決して
その自動車が渋滞にハマっている姿をTVCMの映像にはしない
それは紛れもない真実


だから僕は
事実なんてそんなに重視していない
真実を見るまでは何も信じない


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