
【読書記録】ありがとうの持つ本当の力「感謝脳」
感謝すれば夢が叶うっていうけれど…本当?
「ありがとう」と言おう、感謝しよう、そうすれば人間関係がうまくいったり、幸せになれる…よく聞く言葉だし、感謝に関する書籍も多く出ているので、ある意味で巷にありふれている考え方ではないでしょうか。
もちろん私も積極的にありがとうと言ったり、感謝を伝えています。
買い物をすればレジの方にありがとうを伝えるし、例え客の立場だとしても何かしてもらえば、感謝の言葉を伝えることを心がけています。
だからと言って何かが劇的に変化したり、夢が実現したりしたかというと、正直、あまり実感できていないのも事実。
そんな時出会ったのが『なぜ「感謝する人」だけが夢を現実にするのか 感謝脳』精神科医 樺沢紫苑、感謝研究家 田代政貴 著でした。
早速読み始めてみると、こんな記述を見つけました。
本で読んだ通り「感謝している」「ありがとうを言うようにしている」…でも、ちっとも効果が出ない、という人もいるはずです。
そういう人は感謝の方法が間違っているのです。
なんと、感謝に方法があるなんて考えたこともなかった!
私の感謝の方法が間違っている???
さらに感謝には3つの段階があるそうです。
1、「親切への感謝」何かしてもらったら、ありがとう
2、「日常への感謝」当たり前のことに、ありがとう
3、「逆境への感謝」何が起きても、ありがとう
今まで私が感謝と捉えていたのは、ステップ1の「親切への感謝」のみだったと気づきました。
この辺りが、私の感謝の方法が間違っているという所以かもしれないと
なんとなく納得。
さらに本書はいわゆるいわゆるスピリチュアルを基盤とした解説ではなく、科学的な根拠をもとに感謝について分析した本ということにも興味を持ちました。
個人の体験でも、スピリチュアルでもない「生々しい事例」と「心理学的、脳科学的な根拠」が両立した、説得力のある感謝本の決定版。
読むだけで、今日から「ありがとう」と言いたくなる本。
・・・
世界初の「感謝の教科書」を書いてみたい!
感謝すると幸せになるとか夢が叶うと言われると、「あー、いわゆるスピリチュアルね…」と、それだけでトーンダウンしていた私。
感謝による効果を科学的根拠で解明するというコンセプトに惹かれ、さらに感謝することで「夢が現実になる」ことを期待しながら読んでみることにしました。
感謝脳ってなに?
今まで聞いたことがなかった「感謝脳」という考え方。
本書では、精神科医の樺沢紫苑氏と感謝研究家の田代政貴氏がそれぞれの観点から、以下の内容について解説しています。
序章 究極の「感謝の修行」
第1章 感謝の正体
第2章 感謝のすごい効果
第3章 間違った感謝
第4章 感謝の分類
第5章 感謝のつくりかた
第6章 「感謝脳」実践ワーク
第7章 「感謝脳」が人生を変える
私が特になるほどと感じたのが、「第4章 感謝の分類」
前述したように感謝には、3つの段階があって、ここまできて初めて「感謝脳」が完成するのだそう。
何が起きても感謝、逆境へも感謝。つまりあらゆるものへの感謝、万物への感謝とも呼べる最終ステージです。
この第3ステージまで来た人、何が起きてもありがとう!が言える人は感謝の達人であり、まさに無敵。そして同時に「感謝脳」の完成も意味します。
確かに当たり前だと思っていること、例えば朝起きて、食事をして、歩いて、寝て…という日常、つまり自分の内側から起こることにさえも感謝の気持ちを持てるようになれば、世界が違って見えてくるような気がします。
現に、こうしてnoteを書いていることも、体が動いて、ネット環境があって、自由な時間があって…と考えていたら、当たり前ではなくてとてもありがたいことなんだなと、とても幸せな気持ちになれたのでした。
さらにどんな逆境があっても「ありがとう」と思えるようになれば、何も怖いことがなくなりそうです。
これは要するに、逆境をどう捉えるか、どう意味づけるかということで、私が2021年から実践している、「ミーニングノート」のスパイシーチャンスと共通する考え方だと思いました。
スパイシーチャンスも逆境に対して、意味づけを行い、チャンスとして活かしていこうという考え方です。
私が今まで実践してきて効果を感じている「ミーニングノート」との共通点を感じたことで、感謝脳の考え方に一気に共感できるようになりました。
感謝日記はじめました!
そこで早速、「第6章 「感謝脳」実践ワーク」にもある「感謝日記」を始めてみることにしました。
「寝る直前に、ノートに、今日あった感謝の出来事を思い出しながら、3つの感謝を書く」というもので、「親切への感謝」だけを書こうとするとなかなか書けない日もあるのですが、「日常への感謝」を思い浮かべるとあっという間に3つ書けてしまいます。
何と言っても、1日の終わりを感謝の言葉で締めくくると、幸せな気持ちのまま寝ることが出来るので、いい睡眠にもつながるような気がしています。
これはいいかも!とワクワクする気持ちが湧いて湧いてきます。
まずは4週間続けることで効果が見えてくるそうなので、続けてみようと思っています!
感謝に対する視野が広がった
本書を読んで一番良かったことは、感謝に対する捉え方が広がったこと。
自分の内側から起こることに対して、自分自身がどう捉えるかによって世界が違って見えてくるし、その結果、夢が現実につながってくるということも納得できるようになりました。
逆境に対して、ネガティブに「どうせ私なんて何をやってもうまくいかない。やっぱり私には無理だったのよね」と捉えるか、感謝脳で「この出来事もきっと自分にとって必要なこと。ありがとう」と捉えるかで未来が変わってくるのは当然のことですよね。
今まであまり意識することなく使ってきた「ありがとう」という言葉の持つ力の意味を理解し、心からの「ありがとう」を伝えられる人になりたいなと思いました。
他にも本書には、たくさんの方の感謝脳の実践例や感謝の伝え方や感謝脳の完成に繋がるワークなども掲載されています。
ぜひ、読んで終わりではなく、「感謝脳」を実践していきたいと思わせられる本でした!