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なぜ足壊疽は起こるのか?

現実から目を背けないこと

Ⅱ型糖尿病の足壊疽に関する様々なご意見があることは事実です。
また現代の糖尿病治療は薬物による治療が基本であり、それ以外の方法では改善が難しいとされています。
しかしながら、現実的には薬物治療によって足壊疽の進行を止めることは出来ません。
何より足壊疽の症状は単なる入り口にしか過ぎず、その後様々な症状を産み出すことになります。

足壊疽の症状

糖尿病が進行すると足に激しい痛みと痺れが襲ってきます。
足自体がとても冷たくなり、真夏であっても靴下を履いても追いつかない状況に成ります。
インスタントカイロなどを使用すれば一時的には和らぐものの根本的な問題は解決しません。

さらに進行すると爪に変色が現れるようになります。
最初はうす紫色であった爪が次第に黒くなっていきます。
そして皮膚の部分にも所々に黒い斑点の様な染みが出来てきます。
この状況に成ると痛みは頂点に達して、切断を余儀なくされるようになります。

ここに達するまでに皆さん加温やマッサージなどを行って対処をされたと思いますが、加温やマッサージで持続的に痛みが緩和することはありませんでした。

今回の足壊疽の予防と治療ですが、基本的にはマッサージの延長です。
ただマッサージをする箇所が違います。
これは、代謝の仕組みが分かっていれば誰でも理解できるものですが、代謝の仕組みそのものが分からないと理解が進まないかもしれません。

そこでこのブログではなるべく分かり易い様に代謝の仕組みを含めて説明していきたいと思います。

なぜ足壊疽が起こる起こるのか

足壊疽が起こる原因は単純に言えば冷えです。
実際、インスタントカイロで温めていれば、一時的には壊疽の痛みや痺れは緩和します。
つまり足全体が冷えた事で、痺れや痛みが発生しています。

足の指にインスタントカイロを貼ると一時的には壊疽が回復する

例えばですが、爪の色の変色が始まった際に、インスタントカイロを使ってこまめに温めれば爪の変色は回復します。
もちろんインスタントカイロを常に使っていれば、身体自身が元々持っている熱の産生機能が働かなくなりますので、カイロを外した際の反動が大きくなってしまいます。
これはこれで問題があります。
ですから、あくまでも適宜に貼ったり剥がしたりを繰り返さなくてはなりません。(温まったらすぐに剥がします)

ただし、ここで重要なのはインスタントカイロを貼った事で、爪の変色が改善した事です。
これは列記とした事実ですので、否定されるべきものではありません。
逆に薬物治療ではこの一時的にでも進行を止める対応は出来ません。
これが足壊疽の「冷えによる壊疽の進行」です。

ここで重要な事は、なぜ体の中でこの冷えが発生しているのかという事になります。
逆に言えば、この冷えの正体が何であるのか理解出来れば私たちは現在の忌まわしい糖尿病から解放されることになります。


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