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性の悩みは生き方の悩み~あなたからあなたへの生きたいかの問い~

こんにちは!
今回は、日本文化ではタブー視されがちなセクシャルなお悩みについて考えてみましょう。
様々な性に関わる趣味(?)とお仕事(というか性産業そのもの)も経験してきた私の経験を交えてお話していきましょう。

1.性の悩みって何?

セクシャルな悩みと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
「人に言えないことだから……」と内心モヤモヤを抱えていませんか?

実際には、セクシャルな悩みはとても幅広いものです。

  • パートナーとの関係で感じる違和感や不安

  • 自分自身の性的指向やアイデンティティに関する葛藤

  • セクシャルな体験にまつわるトラウマや過去の傷

  • 「正常」「普通」とされる性に対する違和感

これらの悩みは、決して「異常」なものではありません。誰もが少なからず通る道のひとつです。身近なところだと、皆さん思春期に通る「モテ・非モテのお悩み」もその一つです。

こういったお悩みは年齢性別関係なく、生物の自己の存在に直結する深いお悩みです。
しかし、なかなか言い出しづらいのも事実。
では、なぜ言い出しづらいのでしょうか?

2.なぜセクシャルな悩みは言い出しにくい?

セクシャルな悩みが隠されがちな理由は、社会や文化にあります。

  • タブー視されがちな話題
    日本文化では性の話題に触れることが「恥ずかしい」「不適切」とされてきた風潮があります。

  • 「普通」であることへのプレッシャー
    性的な嗜好や性行動は、「これが正しい」という基準があるわけではないのに、世間の「普通」に合わせようと苦しむ人が多いのです。「普通じゃないから自分が受け入れてもらえないのではないか?」そんな風に考えてしまう方が多いんですね。

  • 孤独感
    「こんな悩みを持っているのは自分だけかもしれない」という孤独感が、言い出すことを難しくします。

でも、ひとつだけ強く言わせてください。
あなたの悩みは、あなたひとりだけのものではありません。

3.自分の中の「性」をどう捉えるか

セクシュアリティには、次のような側面があります。

  • 身体的側面
    性別や身体的な特徴に対する感覚(自分の身体をどう感じているか)。

  • 心理的側面
    性的な感情や願望、自分がどう感じるかにまつわる部分。

  • 社会的側面
    性的指向や行動が周囲や文化によってどのように認識されるか。

セクシャルな悩みの本質は、これらの要素が「自己」というフィルターを通して複雑に絡み合うことにあります。例えば、自分の性別に違和感を感じる人や、周囲の価値観と自分の性的嗜好が合わない人が抱える葛藤は、単なる「ズレ」ではなく、自分をどう理解し、受け入れるかという深い問題です。

セクシャルな悩みの本質とは?

セクシャルな悩みというのは、一見すると個別具体的な状況や行動に関する問題に思えます。しかし、これを深掘りすると、「人間らしさ」と「自己理解」の本質にたどり着きます。

セクシャルな悩みとは、自分自身の性に対する感覚、他者との関係性、そして社会との繋がりの中で生まれる葛藤です。そして、この葛藤は、単なる「性行為」や「性的嗜好」に関わる問題だけでなく、人間としての自己認識やアイデンティティにも密接に結びついています。

例えば、私tentenが性のお仕事をしている時、少し変わった性的指向をお持ちのお客様ってとてもたくさんいらっしゃいました。tentenは、もともと性に対して非常に奔放な人間ですので、特段驚く事もないですし、それ相応の技術も身に着けていますので自分が絶対イヤって事ではない限り、「イイじゃん!やりたいならやろうよ!!」となります(笑)
すると、サービスは喜んでいただけるのですが、帰り際「こんなの変だよね(ショボン)」と自分を受け入れる事に抵抗を感じる方ってとても多いんです。
そんなお客様を見ていて、葛藤の中で、自分の性的な面を受け入れられず、否定してしまったのかな?となんとも言えない気持ちになります。
もしかしたらあなたのパートナーもあなたを見ていてそんな気持ちになってしまっているかもしれません。

また、特殊な性的指向や体と心の性の不一致など、お話は理解できても体感的にわからないこともたくさんあります。
特に性については「変わっている=わからないもの対する恐怖=拒否」という反応を受けやすいジャンルのお話ですが、お話を聞くうえでわからないながらに理解しようとする姿勢と、相手にたくさん言語化してもらう事はとても大切です。

4.社会的プレッシャーとセクシャリティ

私たちは、文化や社会が持つ「性」に対する価値観の影響を強く受けています。

  • 「普通」や「正しい」とされる性の価値観

  • 性的な自己表現が許容される範囲

  • 性に関する話題がタブー視される風潮

この社会的プレッシャーが、セクシャルな悩みを隠し、抱え込む大きな要因になっています。実際にセクシャルな媒体は、「いかがわしいもの」として扱われがちですし、理解できない性的な媒体に嫌悪感を感じる人が多いのもまた事実です。
たとえば、性的指向に悩む人が「世間の目」を恐れて自己を隠すケースがあります。これは、外部からの圧力が自己表現や自己理解を妨げている状態ともいえます。

5.悩みを解消する鍵:自己認識と他者との対話

(1) 自己認識を深める

セクシャルな悩みを解消するには、まず自分自身の感情や価値観、欲求をしっかりと見つめることが重要です。

  • 「自分はどう感じているのか?」

  • 「何が不安なのか?」

  • 「自分にとって幸せとは何か?」

(2) 他者とのオープンな対話

パートナーや信頼できる人とのコミュニケーションは、セクシャルな悩みを軽減する強力な手段です。
性についての会話を避けることは、結果的に問題を悪化させることがあります。これは会話を避けることが、我慢・不満につながりやすいからです。
また、「自分を受け入れてもらえない」「自分を出せない」と自ら心を閉ざしてしまったり、自分で自尊心を傷つけてしまいがちです。
そうなると、様々な認知の歪みが発生したり、現実の社会の中でも生きづらさを感じやすいのです。

(3) プロフェッショナルの助けを借りる

場合によっては、カウンセラーやコーチのような専門家にサポートを求めるのも有効です。彼らは、悩みを整理し、解決に向けた具体的なアプローチを提供してくれます。

なぜ、相談する事を進めるのか?

実は、セクシャルなお悩みは、お金のお悩みと同じくらいあなたの人生に大きく影響を及ぼしています。
分かりやすいところを例に挙げると、
・親との感情的な問題をパートナーとの間で再現し、トラブルに発展してしまう
・過去の感情を追体験するために望まない相手をパートナーに選んでしまう
・無価値感をセクシャルなパートナーに埋めて貰おうとして言いなりになってしまう

などなど、様々な理由がありますが、このような理由から結果的にパートナーとの関係を破綻させ、理解者を手放してしまう方や、それがお子さんの成長にまで影響させてしまう方をたくさん見てきました。

そして、相手や家族、関係した人、自分への罪悪感からまた自分を不幸にする関係を求めたり、自分を苦しめる関係を作ってしまう。という負のループに陥りやすいのもセクシャルな問題の特徴です。

6. セクシャルな悩みをポジティブに捉える

最後に覚えておいてほしいのは、セクシャルな悩みは「成長のチャンス」でもあるということです。
性にまつわる悩みを乗り越えることで、次のような力を育むことができます。

  • 自己認識力の向上

  • 他者とのコミュニケーション能力の強化

  • 自己受容と自己表現の自由

セクシャルな悩みを解決することは、人生そのものを豊かにするプロセスでもあります。自己理解や他者との関係、社会の中での自分のあり方と深く結びついています。

その本質は「性」の話題に限らず、人間としての成長と自己実現に直結するテーマです。
それは、自分の価値観や生き方を問い直すチャンスでもあります。悩みを避けるのではなく、正面から向き合い、自己理解を深めることで、より自由で豊かな人生を築くことができます。

どんな悩みも、恥じる必要はありません。
性の話題こそ、あなたの人生の価値を知るきっかけになるかもしれません。

「性」を知ることは、「自分」を知ることです。
一歩踏み出してみませんか?

性の悩みが教えてくれるのは、「あなたが本当に大切にしたいものは何?」という問いかけです。
その答えを見つける旅は、あなたの人生そのものを豊かにしてくれるはずです。

一人で抱え込まずに、ぜひ私たちにお話を聞かせてください。
公式LINEオンライン相談を活用して、新しい一歩を踏み出してみませんか?


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