できればしたくなかった、医療崩壊のはなし
今日、東京都のコロナ感染者は2000人を超えたそうです。
もうずいぶん前から、昨年5月の緊急事態宣言時における1日の感染者数をずっと上回っていたのだから、こうなることは十分予想できたはずなのに。
とても残念に思います。
政府も政府だけど、政府に言われなくても、一人一人が自律的に、もうちょっと自粛とか何かできなかったのでしょうか?
もちろん、自発的に自粛されていた方も多くいらしたと思います。
思いたいです。
医療崩壊とは?
ニュースによると、コロナの感染者が爆発的に増えたために、「これまで一般病床だったところをコロナ対策用に転用する」らしいです。
では、一般病床にいた人たちはどうなるのでしょう?
これから入院が必要となる、コロナ以外の人たちはどうなるのでしょう?
ガンの人、脳梗塞の人、心筋梗塞の人、他にも急いで対応してあげなければならない人はたくさんいるはずです。
交通事故やその他の事故だってあるはずです。
けれど、呼吸器がなくて、病床もなくて、救急センターも対応不能という状況になってしまいます。
これを医療崩壊というのだと思います。
病院から感染者がでると・・・外来閉鎖の意味
私の娘(三女K子)は、東京ではありませんが、医師をしています。
K子の夫もやはり医師をしています。
昨年は、病院から感染者が出ると、一定期間その病院の外来診療が閉鎖になりました。
病院の外来が閉鎖になると、どういうことが起こるのでしょう?
私は、K子からその意味を教えてもらいました。
入院患者さんへの影響
まず、その病院に入院している患者さんには(コロナでなくても)転院先がありませんでした。
すべて断られたそうです。
また、退院することもできませんでした。
外来閉鎖のために、退院後に何かあっても診察ができないからです。
外来が再開するまで、医師をはじめ病院スタッフのみなさんが、院内感染を防ぎながら、入院患者さんたちを守ったのだそうです。
外来患者さんへの影響
定期的にその病院に通院していた外来の患者さんは、いつもの病院では診察を受けることができなくなりました。
そして、他の病院にお願いしても、かかりつけが外来閉鎖の病院だというと、診察を断られたそうです。
春を待つ気持ち
専門家でもない私が、こんな文章を書いてよいものかどうか、ずいぶん迷いました。
内容に誤りがあれば、心よりお詫びいたします。
医療従事者の方々は、本当にたいへんだと思います。
政府も昨年とは異なる施策・対応をするかもしれません。
辛い冬となりました。
みなさん、どうかご自愛ください。
よろしければサポートをお願いいたします。少しでも多くの人に届けていきたいと思っています。