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数字に強い社長になるポッドキャスト 第599回 組織で使えるフレームワーク

六角 明雄
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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。

今回も、中小企業診断士の福島正人先生にお越しいただき、福島先生の新刊、「図解でわかるビジネスフレームワークいちばん最初に読む本」に関し、組織で使えるフレームワークについてお尋ねしました。

まず、福島先生によれば、組織の3要素、「共通目的」、「貢献意欲」、「コミュニケーション」を意識することが大切ということです。

特に、コミュニケーションは、組織の構成員どうしの潤滑油のような働きがあるので、経営者の方は、これを欠かさないように留意して欲しいということです。

貢献意欲は、給与の引上、昇給、キャリアパスを示すなど、従業員の方の意欲を引出す施策を行う必要があるということです。

ただし、金銭面だけでなく、仕事のやり甲斐やキャリア形成など、金銭面以外のものも与えることができるようにするとよいということです。

共通目的については、経営理念や、経営目標などで、従業員の方に会社の目指すところが明確に分かるようにするということです。

このとき、経営理念は抽象的でもよいそうですが、経営目標は数値などで具体的に示すとよいということです。

つぎに、説得の3要素、「ロゴス(論理・言葉)」、「パトス(感情・情熱)」、「エトス(信頼性・人間性)」についても、経営者の方は意識するとよいということです。

福島先生は、特に、「この人だったら信頼できる」、「この人にだったらついていこう」と思われるエトスを、経営者の方は高めるとよいということです。

逆に、いくら理論的に説明できても、信頼性が得られなければ、経営者に従おうとする部下は少なくなるということです。

みっつめは、PM理論を活用するとよいというこです。

これは、リーダーの機能には、P(Performance、目標達成行動)と、M(Maintenance、集団維持行動)があり、PM型(PもMも強い)、Pm型(Pが強くmが弱い)、pM型(pが弱くMが強い)、pm型(pもmも弱い)の4つにリーダーの類型を分類し、自分がどの類型に当てはまるかによって、対策を考えるという方法だそうです。

理想は、PM型ですが、両方を兼ね備えたリーダーはあまりいないので、例えば、Pm型であれば、集団維持行動を得意とする部下と協力し、組織内にMの機能も強められるようにするとよいということです。

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