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[要旨]

目標を達成するための具体的な行動をとらなければ、目標は達成されませんが、経営者の中には、自らの目標と、それを達成するための活動が一致していないということに気づかない方は、意外と多いようです。


[本文]

保険営業コンサルタントの貝原守さんのブログに、「目標が達成できない営業マンは、目標と行動が一致していない」と書いておられました。単純な例では、契約目標が3件なのに、訪問計画は2件だった場合、間違いなく、目標は達成できません。多くの方は、「自分はそんな馬鹿なことはしない」とお考えになると思いますが、私が、これまで、ご相談を受けた会社経営者の方の中には、自分では気づかないうちに、目標と行動が一致していない状態になっている人は少なくありませんでした。

例えば、「5年間で売上を2倍にする」という目標を持っている経営者の方が、それを実現するために、人材獲得、設備増強、広告宣伝活動などをどうするかということについては、具体的には考えていないということは、珍しくありません。恐らく、そのような人は、漠然と、5年後に売上を2倍にしたいという願望を持っているだけであり、実際の行動にまでは考えていないのでしょう。

言葉が悪いですが、風任せで売上が2倍になったらいいなぁというようにだけ、思っているだけなのでしょう。仮に、その願望が達成できなくても、事業が黒字の状態を続けることができるのであればいいのですが、売上を2倍にするという目標は、具体的な行動がともなわなければ、いつまで経っても達成することはできません。

私は、これについて、経験的に感じているのですが、成長する会社と、そうでない会社の違いの要因のうち、経営者が、目標を達成しようとする意思を、どれくらい強く持つかが、大きな部分を占めているようです。意外と、単純なことです。でも、それがなかなか実践できないところが不思議なところです。ちなみに、これは、私自身にも言えます。早く、健康的な身体になりたいと思いつつ、運動をする、食事を制限するという、具体的な行動がともなっていません。私も、大いに反省しています。

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