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ほどらで社長日記

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会社員を11年、フリーランスを2年やってから2021年3月で法人化しました。 大阪府泉佐野市を拠点に事業をしている社長の記録です。
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2021年6月の記事一覧

ほどらで社長日記「MPを消費する」

ちょっと感覚的な話になるんだけど、いくら時間があって体力も有り余っていたとしても、まったく仕事が手につかない時がある。パソコンに向かっても1文字すら書けない、みたいな。 こういう状態を僕は「MPが足りない」と呼んでいる。 ゲームをやる人にとってはおなじみのMP。マジックポイントのことである。MPを消費することでゲームのキャラクターが魔法を使って、通常攻撃より大きなダメージを与えたり、一時的に能力を向上させたりできる。 現実世界に置き換えてみると、想像力を発揮しなければい

ほどらで社長日記「やれ、やりきれ」

計画とか戦略って立ててる時はめっちゃ楽しいんよね。理想に向かってあーでもないこーでもないといいながら妄想を膨らませ、競合を調査し、現実的な数字に落とし込んでいく。考えているうちは失敗もないから好きなだけやれる。 しかし、作っただけでは意味がない。実行に移してナンボ。 どれだけ完璧に思える計画でも実行してみると思い通りにいかないなんてことはザラにある。基本的には失敗すると思った方がいいくらいだ。 計画はあくまで仮説に過ぎない。実行はそれを証明していく過程。成功するんじゃな

ほどらで社長日記「勝つより負けない」

「勝つ」のと「負けない」のは似ているようでまったく違う。特に人生や仕事のように長期戦の場合は「負けない」ことの方が圧倒的に重要だ。 もっと正確にいうと、負けてもいいのだが、リカバリーできる範囲で負けること。負けをコントロールする。負け方が悪いと1発で致命傷なんてこともあり得るからね。まずは続けることが最優先だ。 野村克也監督のセリフで「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのを聞いたことがあるかもしれない。これはホンマにそうで、勝つ時はなんか偶然、勢いみた

ほどらで社長日記「本当の満足」

自分自身を満足させるなんて、正直簡単。自分のことは自分が1番よくわかっているのだから、自分が気持ちよくしてあげれば基本的には満足する。 フリーランスになって1年目。僕はひたすら家に引きこもっていた。会社員時代と違って人付き合いは最低限にし、部屋の中にはお気に入りの物を揃え、仕事用の機材に投資し最高の作業環境を構築。朝は畑で農作業をし、家に帰ってからはパソコン作業。家から1歩も出なくても50万円くらいは普通に稼げるようになった。 完全なるストレスフリー。満足すぎる生活だった

ほどらで社長日記「インターン募集始めました」

泉佐野市での事業拡大のためインターンの募集を始めました!ツイッターの文字数では書ききれなかったので、詳細を追記しておきます! 泉佐野市では僕とがんちゃんが中心となって様々な事業を展開しております。 ✅現在進行中の事業は、、、 ・コワーキングスペースRocks運営事業 ・シェアハウス整備(DIY)運営事業 ・WEBスキル(プログラミング/ライティング/動画など)スクール事業 ・地元企業Web支援事業 ・農業 細かいものはもっとあるのですが、ざっくりとこんな感じ。硬いことか

ほどらで社長日記「一石十鳥のススメ」

一石二鳥的考え方が大好き。なんなら、二鳥どころか十鳥くらいにならんかなぁと常に考えている。 フリーランスをやっていると、すべて自分でやらないといけない。仕事のことだけを考えても、営業、日常のコミュニケーション、作業、納品後のチェック、アフターフォロー。月末の請求書作りや経費計算。成長のためには勉強もしないといけないし、生きていくには家事もしないと…… まあとにかく、やることがいっぱいで時間がいくらあっても足りない。 そんな追い詰められた状況をなんとかできて、やっとフリー

ほどらで社長日記「間(はざま)の世代」

フリーランスになって人間関係が圧倒的に若くなった。 もともと少子高齢化の進んでいる田舎を中心に活動してるので年上の方と話すことが多く、30歳後半でも若造扱いだった。しかし、フリーランスの年齢層は20代が圧倒的に多い。おかげでいい感じのバランスで人間関係を維持できるようになった。 僕らぐらいの昭和最後世代は色々なものが変わっていく過渡期の世代なんだと思う。 時代は昭和から平成に変わり、経済はバブル崩壊から失われた10年と呼ばれるくらい不景気が続いた。学生時代は土曜日がじわ

ほどらで社長日記「始める前に捨てる」

副業やフリーランスをやろうという人はスキルを学ぶ前にまずは習慣を見直した方がいい。どれだけすごいスキルを学ぼうとも、それを実践するための考え方や環境が整っていなければ続けることなんかできない。 スキルなんて継続的に使わなければすぐに錆び付いてしまう。だから、何か新しいことを始めようとする人は、そもそも継続できる状態かを考えた方がいい。 僕の講座に参加してくださる方は一生懸命やってくださるので本当にありがたい。しかし卒業後のことを聞くと「今は会社が忙しいので、落ち着いたら本

ほどらで社長日記「やりたいなら言い続ける」

地元泉佐野市を拠点に仕事を始めた時から、地元の企業さんとお仕事をしたいと思っていた。できれば自分の強みが生かせる、地元に根差して魅力を発信していくような仕事。法人化したのもそのためだ。 特にこの1年は積極的に現場に出かけ、人と会い、機会を見つけては思いを伝えてきた。そしていよいよ、地元企業とガッツリ組んで地元のよさを見直し発信していくプロジェクトに関わらせていただくことになった。 めっちゃくちゃうれしいっす。改めて、言い続けるって大事やなと。 やりたいことは口に出すこと

ほどらで社長日記「何もできない」

僕はこれといって才能があるわけでもないし、スキルだってガチプロの人からしたら全然大したことない。仕事といえば誰かにお願いすることと、問題があった時の謝罪と対処ばかりで、最近はガッツリ自分が手を動かす時間も少なくなった。 社内業務にしても経理関係の細かい処理は苦手なので頼りっぱなし。何から何までいろんな人の助けがあってやっと成り立っている。本当に自分ひとりでは何もできない自信が、ある。 20代の頃は逆に自分はなんでもできると信じていた。厨二的発想の万能感が強いヤツだったので

ほどらで社長日記「伸びるフリーランス」

副業やフリーランスという言葉をいろんなところで聞くようになった今日この頃。新しい働き方にチャレンジする方も増えている。ただその逆に、始めてはみたものの挫折する方も多い。 年間50人以上支援をさせていただく中で、伸びやすい方は共通して「目先のことに囚われず、どうすれば理想の未来を実現できるか考えられる」タイプだった。 未経験でフリーランス的な働き方を始めた場合、1ヶ月めちゃくちゃがんばって売上が3~5万円程度。学生のアルバイトにも満たない金額だ。 これに対してのリアクショ

ほどらで社長日記「Stay hungry, stay foolish.」

何に対しても満足することがない。狙い通りの結果が出たとしても「もっとなんかできたことがあるんちゃうか」といつも考えてしまう。決して不満があるわけではない。ただ、100点満点をつけることにどうしてもためらいがあるのだ。 自分でもなぜそう思うのかわからなかったのだが、最近になってしっくりくる答えを見つけた。それは僕の中で最上位に位置する価値観が「成長」だからだ。 結果を出すことより、自分の成長を実感できることに喜びを感じる。だからこそ、100点満点を出してしまうとそれ以上成長

ほどらで社長日記「ほめずに認める」

人を褒めるのが苦手だった。無理やり感が出てしまうというか、わざとらしい感じになってしまう。 でもあることに気がついた時からすごくやりやすくなった。 結論、褒めなくてもいいのである。 その代わりに、できたことや変化があったところをちゃんと認めてあげる。目標を達成できていたら「達成したね!」というだけで十分伝わるのだ。 たとえ達成できていなくても「ここまではできてるね」とやれたことに対してしっかりと焦点を当てる。その上で「じゃあどうしたらもっとよくなるやろ?」と促していく

ほどらで社長日記「新しい常識」

人間の想像力は無限大。明確にイメージできるだけで実現に大きく近づく。だからこそ知らないというだけで、可能性に気付いていない人も多いと感じる。 ゼロとイチでは世界がまったく違うのだ。 野茂英雄選手がメジャーに渡った時、誰もが成功するとは思っていなかった。日本とアメリカの野球はまったくの別物。日本人がアメリカ人と戦って通用するわけない。そんな常識をぶっ壊して、野茂は大活躍した。 それをきっかけに「日本人でもメジャーで活躍できる」という新しい常識が生まれた。彼の背中を見て、多