そろタッチで培った暗算力の中学受験への効果は?
いよいよ我が家も意識し始めた中学受験
毎週欠かさずに「二月の勝者」を視聴する。塾では受験クラスか学習クラスか選択を迫られる。気の知れたパパ友と飲めば、負担になってきた教育関係への支出に頭を抱えて慰め合う。
曰く「中学受験は父の「経済力」と母の「狂気」が全て」らしい。少しづつ狂気性を帯びる妻に対して、経済力がついていかない。。夜が更けるまでお父さんたちとの傷の舐め合いは続いた。
子供が4年生になる子をもつ親ならば、私の状況を理解できるだろう。いよいよ、我が家も中学受験を意識し始めている。数ヶ月前まで「東京の受験熱は異常だ」「中学受験なんて必要ない」と断言していた私の頭の中にはいつの間にか、都内の私立中学校名と偏差値表が完全にインプットされてしまっている。
「夫婦の中学受験への意見が一致していないと失敗するみたいよ」
「二月の勝者」の受け売りの言葉で、妻から凄まれたその日から、私は中学受験をさせる派に180度転換することになった。。
算数を制する者は受験を制する?
それでは受験まで何を優先的に勉強すれば良いのだろう。周りを見渡すと、「算数専門塾」が多く存在することに気づく。曰く、中学入試で最も差が出る教科、それが「算数」だそう。学校ごとに公表される各教科の「受験者平均点」と「合格者平均点」には、国語や理科では5点くらいの差に対し、算数は10点以上の差が生じるのだという。そのため、算数を制する者が受験を制すると言われている。
受験算数に必要な能力を細分化すれば、式の途中を表現する「表現力」、応用問題を解くときに必要となる「思考力」等あるが、全ての土台として必要な能力は「計算力」である。
それも、今更であるが、計算力に関しては、小学校低学年から積み重ねていくことが望ましいとされている。我が娘の場合、低学年の時に、そろタッチを続けていたことが奏功し、都心部のご家庭の中では多少遅い受験へのスタートの遅れも取り戻すことができそうである。
中学受験向けには調整が必要?なそろばん式暗算
では、中学受験に必要な計算力とはどのレベルか?
「3桁×2桁を30秒程度で100%正確に解く」レベルと言われている。一方で、娘がそろタッチで身につけた暗算力は「3桁×2桁を5秒程度で80%の正答率で解く」ということである。
中学受験で求められる計算力 桁数:3桁×2桁 / スピード:30秒 / 正確性:100%
そろタッチで娘が身につけた暗算力(U5レベル) 桁数:3桁×2桁 / スピード:5秒 / 正確性:80%
そもそも、そろばん式暗算は中学受験のためのものではないし、おそらく、そろタッチも暗算能力開発を第一の目的にしているものである。そのため、この能力を中学受験用に少し調整する必要があるように感じている。
娘がそろタッチで培ったのは、約70問の2桁10口の加減算や3桁×2桁乗除算計算問題を暗算で10分程度で解く能力である。1問あたりに費やす時間(スピード)は数秒である。一方で、次のミッションに進むための合格である金メダルを取るには全問正解である必要はない。
一方で、中学受験では計算問題は落としてはいけない問題である。そのため、時間はもっとかけて良いが、正確に解くことが求められる。
つまり、受験用に調整するということは、そろタッチで培った暗算力を、ゆっくり、正確に使うように自己制御をかけてコントロールしてくださいねということである。いつもの数倍の時間をかけていいから、間違わないようにねとの声がけ、意識を変えることが大事だと感じている。
そろタッチで培った暗算能力は、中学受験に向けた低学年での準備には十分すぎるものだと感じている。少しだけ、受験用に少しだけ意識の変化をもたせてあげる、あるいは本人がありあまる暗算力を受験用にコントロールする力さえ持っていれば、大きな武器となると信じている。
子供はスタートラインに立った。母親は狂気性を帯び始めている。あとは、父親の経済力だけだと詰められないように、今日もせっせと働くのである。。
そろタッチ公式HP: https://www.sorotouch.jp/
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