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【田崎広助】 油彩画 版画など 査定 鑑定 買取 致します

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田崎 広助
キャンバスに油彩


◎田崎 広助の芸術

田崎広助(たさき ひろすけ、1898年9月1日生まれ)は、日本の洋画家であり、特に山岳風景画で知られています。福岡県八女郡北山村(現・八女市立花町)に生まれ、幼少期から自然と触れ合いながら育ちました。1917年、福岡県師範学校第二部を卒業し、坂本繁二郎や安井曾太郎に師事し、関西美術院でも学びました。

1920年、上京して本格的に画業を開始し、1926年の第13回二科展で初入選を果たしました。1932年にはフランスに渡り、翌年のサロン・ドートンヌで賞を受賞するなど、国際的な評価を得ました。帰国後、1939年に一水会の創立に参加し、戦後は広稜会を結成するなど、画壇で積極的に活動しました。

田崎の作品は、風景画、特に日本の山々を題材としたものが多く、阿蘇山や富士山、桜島などを描いた作品が知られています。代表作として「初夏の阿蘇山」や「朱富士」などが挙げられます。彼の作品は、力強い筆致と鮮やかな色彩で自然の雄大さを表現しており、特に山岳風景に対する深い愛情と敬意が感じられます。

その功績が認められ、1961年に日本芸術院賞を受賞し、1967年には日本芸術院会員となりました。さらに、1975年には文化勲章を受章し、文化功労者として顕彰されました。1984年1月28日に逝去し、享年85歳でした。

田崎の作品は、福岡市美術館や田崎美術館(長野県軽井沢)、田崎廣助美術館(福岡県八女市)などに所蔵されています。特に故郷である八女市の田崎廣助美術館では、彼の生涯と作品を通じてその芸術世界を深く知ることができます。

「東洋の心 絵筆と共に八十年」 田崎廣助 / 八女市田崎廣助美術館

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