【児玉幸雄】 油彩画 査定 鑑定 買取 致します
児玉幸雄
キャンバスに油彩
◎児玉幸雄の芸術
児玉幸雄（こだま ゆきお、1916年8月9日 - 1992年2月20日）は、日本の洋画家であり、特にパリの街並みや市場、ヨーロッパ各地の風景を描いた作品で知られています。大阪府大阪市北区曽根崎に生まれ、関西学院大学在学中に田村孝之介に師事し、1936年には関西美術展に初入選しました。翌年には第24回二科展で「赤い背景の人形」が初入選し、その後も数々の展覧会で受賞を重ねました。
1957年、児玉は初めて渡欧し、パリを中心にヨーロッパ各地を取材しました。この経験は彼の作風に大きな影響を与え、以降、パリの街角や市場、ヨーロッパの風景を題材とした作品を多く制作しました。彼の作品は、明るく鮮やかな色彩と軽快な筆致が特徴で、ヨーロッパの街並みや人々の生活を生き生きと描写しています。
児玉はまた、版画制作にも積極的に取り組み、多くのリトグラフ作品を発表しました。これらの版画作品も、油彩画と同様にヨーロッパの風景や市場の情景を描いたものが多く、彼の多彩な表現力を示しています。
彼の作品は国内外で高く評価され、東京都美術館（現・東京都現代美術館）やひろしま美術館、富山県立近代美術館などに収蔵されています。また、数多くの個展やグループ展を開催し、その活動は日本の洋画界に大きな影響を与えました。
1992年2月20日、児玉幸雄は75歳で逝去しました。彼の作品は現在も多くの美術館やギャラリーで展示され、その明るく温かみのある作風は多くの人々に愛されています。
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