【小早川 清】 木版 「七夕」 1932年査定 鑑定 買取 致します
小早川 清
唐人お吉
1932年 木版
◎小早川 清の芸術
小早川清(1899-1948)は、日本の近代美人画の巨匠として知られ、特に昭和初期に活躍した画家です。彼の美人画は、優雅さと大胆さを兼ね備え、女性の美しさを深く追求した作品群で高く評価されています。彼は福岡県に生まれ、南画を学びましたが、後に鏑木清方に師事し、美人画の技法を本格的に習得しました。
1924年に発表した「長崎のお菊さん」で帝展に初入選し、その後「旗亭涼宵」(1933年)や「唐人お吉」(1936年)などの代表作を発表しました。これらの作品は、長崎の異文化を背景にした題材が特徴的で、異国情緒溢れる美人画として注目を集めました。また、彼の作品には、現代風の女性を描いた「近代時世粧シリーズ」もあり、モダンな感覚を取り入れた作風が時代の先端を行くものでした。
小早川は木版画の分野でも活躍し、「化粧」や「踊り」などの版画作品を多数制作しました。これらの版画は、洗練された構図と繊細な色彩が特徴で、浮世絵からの影響を受けつつも独自のスタイルを築いています。彼の美人画は、単なる美しさを描くだけでなく、女性の内面の強さや感情を表現しており、多くのコレクターや美術館に所蔵されています。
彼の作品は東京国立近代美術館や島根県立石見美術館などに収蔵されており、その美的価値が今もなお高く評価されています。
◎小早川 清の唐人お吉
「唐人お吉」は、斎藤きち(お吉)という実在の日本人女性を題材にした作品です。斎藤きちは幕末の時代にアメリカ領事タウンゼント・ハリスの通訳や接待係を務めた女性で、その後、異国の人々と接したことから不幸な人生を送り、悲劇的な運命をたどったことで知られています。彼女の物語は文学や演劇、映画などで取り上げられ、「唐人お吉」として広く伝わるようになりました。
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