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【白南準 ナム・ジュン・パイク】 ミックストメディア スクリーンプリント 「マクルーハンの肖像」 査定 鑑定 買取 致します


ナム・ジュン・パイク
「マクルーハンの肖像」
スクリーンプリント(2枚組) 
1978年


◎白 南準 ナム・ジュン・パイクの芸術

ナム・ジュン・パイク(白南準、1932年-2006年)は、ビデオアートの先駆者として知られる韓国出身のアーティストで、現代芸術において技術とメディアの融合を果たした革新者です。彼の作品は、テレビやビデオを使ったインスタレーション、彫刻、パフォーマンスなど、さまざまなメディアを取り入れた実験的な表現が特徴です。パイクは技術の進歩が人々の生活を豊かにし、国境を越えたコミュニケーションを可能にすると信じ、アートと技術の橋渡し役を担いました。

パイクの初期作品には、音楽とテクノロジーの融合が顕著に見られます。彼はドイツで前衛的な音楽家ジョン・ケージやカールハインツ・シュトックハウゼンと出会い、フルクサス(Fluxus)という前衛芸術運動に加わります。1963年にドイツで行った個展では、改造したテレビを展示し、テレビを単なる視聴媒体からアートの素材として昇華させました。これがビデオアートの始まりです。

1964年にアメリカに移住した後、彼はテレビやビデオの技術をさらに発展させ、1974年には「電子スーパー・ハイウェイ」というコンセプトを提唱しました。これは、後にインターネットやグローバルな情報社会の発展を予見したものでした。彼の代表作「TV Buddha」や「TV Cello」では、テレビを彫刻の一部として用い、視覚的な冗談や哲学的な問いかけを行いました。

また、パイクは1984年に「Good Morning Mr. Orwell」というライブ放送を行い、アメリカ、フランス、ドイツ、韓国などで同時に放映される衛星放送を実現しました。これは、技術が人々を繋げ、アートが国境を越えることを実証するプロジェクトでした。彼の作品は、技術がもたらす社会的、文化的な影響を探求し続け、そのユーモアと先見性で多くのアーティストに影響を与えています。

パイクは晩年、1996年に脳卒中に見舞われますが、制作を続け、技術と人間のつながりに対する哲学的な問いかけを反映させた作品を生み出し続けました。彼の革新的なアプローチは、今なおビデオアートの分野で大きな影響力を持ち続けています。


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