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【高村光雲】彫刻 査定 鑑定 買取 致します


◎高村光雲の彫刻

高村光雲(たかむら こううん、1852年2月18日生まれ)は、明治から大正にかけて活躍した日本の彫刻家であり、伝統的な木彫技術と西洋の写実主義を融合させた作品で知られています。江戸(現在の東京)に生まれ、11歳で仏師・高村東雲に弟子入りし、仏像彫刻の技術を学びました。その後、師の姉の養子となり、高村姓を継ぎました。

光雲の初期の代表作として、1877年の第一回内国勧業博覧会に出品した「白衣観音」があります。この作品は、師・東雲の代わりに制作したもので、最高賞である龍紋賞を受賞し、光雲の名を世間に知らしめました。

しかし、明治維新後の廃仏毀釈運動の影響で仏像彫刻の需要が減少し、光雲の生活は困窮しました。それでも彼は木彫への情熱を失わず、西洋美術を学び、写実的な表現を取り入れることで新たな木彫技術を確立しました。このアプローチにより、伝統的な木彫技術を近代に繋げる重要な役割を果たしました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%91%E5%85%89%E9%9B%B2#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Old_Monkey_By_Takamura_K%C5%8Dun.jpg
高村光雲 7の言語版 話題追加 3 ⁄ 3 詳細 重要文化財『老猿』(1893年)108.5 x 103.5 x 76.0 cm

光雲の代表作の一つに「老猿」(1893年)があります。この作品は、岩の上に座り、右上方を鋭く見つめる老猿の姿を精緻に彫り上げたもので、シカゴ万国博覧会で優等賞を受賞しました。猿の毛並みや表情、そして周囲に散らばる鷲の羽根など、細部まで写実的に表現されており、光雲の技術の高さが伺えます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%91%E5%85%89%E9%9B%B2#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:SaigoTakamori1332.jpg
西郷隆盛像(上野恩賜公園)

また、上野恩賜公園の「西郷隆盛像」や皇居外苑の「楠木正成像」などの大型銅像の制作にも携わりました。これらの作品では、光雲は木彫の原型を制作し、その後鋳造によって完成させました。特に「西郷隆盛像」は、光雲と弟子の林美雲が西郷隆盛の部分を担当し、犬の部分は後藤貞行が手掛けました。

光雲は教育者としても活躍し、1890年に東京美術学校(現・東京藝術大学)の彫刻科初代教授に就任しました。彼は後進の育成に努め、多くの優れた彫刻家を輩出しました。その中には、息子で詩人・彫刻家の高村光太郎や、平櫛田中などが含まれます。

光雲の作品は、伝統的な木彫技術に西洋の写実主義を取り入れた点が特徴であり、仏像や動物、歴史的人物など多岐にわたるテーマを扱っています。彼の作品は、細部まで丁寧に彫り込まれ、生命感あふれる表現が特徴です。また、大小さまざまな作品を手掛けており、小型の仏像や動物彫刻から、大型の銅像まで、その技術の幅広さと深さが伺えます。

晩年まで精力的に活動を続けた光雲は、1934年に82歳でこの世を去りました。彼の作品は現在も多くの美術館や公共の場で見ることができ、日本の近代彫刻史において重要な位置を占めています。その生涯を通じて、伝統と革新を融合させた作品を生み出し、多くの後進に影響を与え続けました。

◎高村光雲作品:売買のポイント

1. 保存状態の良さ:作品に割れ、欠け、傷、汚れ、変色が少なく、綺麗な状態であるほど高評価を得られます。

2. 付属品の有無:共箱や鑑定書などの付属品が揃っていると、査定額が上がる傾向があります。

3. 素材とサイズ:木彫りの大作や貴金属を使用した作品は高評価を受けやすいです。

4. 複数の業者への査定依頼:複数の買取業者で相見積もりをとることで、適正な買取価格を把握できます。

これらの点を考慮し、信頼できる買取業者に相談することをお勧めします。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%91%E5%85%89%E9%9B%B2#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Koun_Takamura_cropped.jpg

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