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【イリヤ・クブシノブ】 版画 / アーカイバルピグメントプリント査定 鑑定 買取 致します


『攻殻機動隊 SAC_2045 Art Cards Collection』は、2022年6月22日にPARCO出版から刊行されたイラストカード集です。本書は、Netflixで配信中のフル3DCGアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』のシーズン1から劇場版、シーズン2までを彩った美麗なアートワークを収録しています。特に、キャラクターデザインを手がけたイリヤ・クブシノブ氏による新作描き下ろし2点を含む、全20点のイラストが収められています。

◎イリヤ・クブシノブのイラストワーク

イリヤ・クブシノブは、ロシア出身で日本在住のイラストレーター・アニメーターです。幼少期から絵に親しみ、11歳から17歳までモスクワのアート学院で建築を学びました。その後、大学でも建築学を専攻しましたが、在学中にゲーム会社で働いた経験から、よりクリエイティブな分野への関心を深め、大学を中退してゲーム業界でのキャリアをスタートさせました。

彼の作品は、主にデジタルで制作され、鮮やかな色彩と繊細な線描が特徴です。特に女性のポートレートを多く手がけ、その表情や雰囲気を巧みに表現しています。また、日本のアニメや漫画から影響を受けたスタイルも見られ、独自の世界観を築いています。

2014年に来日し、フリーランスのイラストレーターとして活動を開始しました。SNSを活用して毎日作品を投稿し続けた結果、Instagramで200万人以上、Twitterで50万人以上のフォロワーを獲得しています。この継続的な発信が、多くのファンを魅了し、彼の知名度を高める要因となりました。

商業活動としては、2016年に初の画集『MOMENTARY』を出版し、その後も『ETERNAL』などの作品集を発表しています。さらに、2019年公開の映画『バースデー・ワンダーランド』ではキャラクターデザインと美術設定を担当し、2020年にはNetflixで配信された『攻殻機動隊 SAC_2045』のキャラクターデザインも手がけました。特に『攻殻機動隊』は、幼少期に影響を受けた作品であり、その最新作に参加できたことは彼にとって大きな喜びとなりました。

彼の創作活動は、デジタルツールを駆使しつつも、伝統的なデッサンや建築の知識が基盤となっています。多様な技法と独自の感性で描かれる作品は、国内外で高く評価され、多くのファンを魅了し続けています。


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