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【荒木高子】 立体作品 など 査定 鑑定 買取 致します
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◎荒木高子の立体作品
荒木高子(あらき たかこ、1921年生まれ)は、兵庫県西宮市出身の陶芸家であり、独自の立体作品で知られています。彼女は、父である華道未生流宗家・荒木白鳳の影響を受け、15歳で家元代行を務めるなど、早くから芸術の道に携わりました。その後、画家の須田剋太に師事し絵画を学び、さらに陶芸の道へと進みました。
40代を過ぎてから本格的に陶芸に取り組み、西宮市の自宅に窯を築き、独自の造形表現を追求しました。初期の作品は、円筒形をわずかに湾曲させた形状で、松葉などを燻べて煤を素地に定着させる黒陶の技法を用いており、磨かれた黒陶の表面は吸い込むような力強さを持っています。
彼女の代表的なシリーズである「聖書」シリーズは、1978年に京都で開催された「日本クラフト・コンペ展」に初出品され、以降約20年にわたり制作が続けられました。このシリーズでは、シルクスクリーンの技法を用いて聖書の文言を丹念に写し取り、陶芸作品として表現しています。作品には「砂の聖書」「燃えつきた聖書」「黄金の聖書」などがあり、東京都現代美術館に所蔵されています。
これらの作品は、今にも崩壊しそうな様相を示し、見る者の心の奥底に働きかけ、さまざまな思いを呼び覚ます力を持っています。荒木高子は、独力で研究を重ね、新たな造形の世界を展開し、82歳で生涯を閉じるまで、たゆみなく制作を続けました。
彼女の作品は、国内外の展覧会や美術館で展示され、その独特の表現と深い精神性で高く評価されています。特に「聖書」シリーズは、宗教的なテーマを超えて、人間の内面や存在について深く問いかける作品として、多くの人々に感動を与え続けています。
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