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【荒木高子】 立体作品 など 査定 鑑定 買取 致します


『荒木高子展 心の深淵に迫る』は、2011年12月10日から2012年2月26日にかけて兵庫陶芸美術館で開催された展覧会の図録です。この展覧会では、荒木高子の代表的な「聖書」シリーズを中心に、初期から晩年までの作品が展示されました。図録には、出品作品の図版や解説、年譜、評論などが収録されており、荒木高子の創作活動を総合的に理解するための貴重な資料となっています。

◎荒木高子の立体作品

荒木高子(あらき たかこ、1921年生まれ)は、兵庫県西宮市出身の陶芸家であり、独自の立体作品で知られています。彼女は、父である華道未生流宗家・荒木白鳳の影響を受け、15歳で家元代行を務めるなど、早くから芸術の道に携わりました。その後、画家の須田剋太に師事し絵画を学び、さらに陶芸の道へと進みました。

40代を過ぎてから本格的に陶芸に取り組み、西宮市の自宅に窯を築き、独自の造形表現を追求しました。初期の作品は、円筒形をわずかに湾曲させた形状で、松葉などを燻べて煤を素地に定着させる黒陶の技法を用いており、磨かれた黒陶の表面は吸い込むような力強さを持っています。

彼女の代表的なシリーズである「聖書」シリーズは、1978年に京都で開催された「日本クラフト・コンペ展」に初出品され、以降約20年にわたり制作が続けられました。このシリーズでは、シルクスクリーンの技法を用いて聖書の文言を丹念に写し取り、陶芸作品として表現しています。作品には「砂の聖書」「燃えつきた聖書」「黄金の聖書」などがあり、東京都現代美術館に所蔵されています。

これらの作品は、今にも崩壊しそうな様相を示し、見る者の心の奥底に働きかけ、さまざまな思いを呼び覚ます力を持っています。荒木高子は、独力で研究を重ね、新たな造形の世界を展開し、82歳で生涯を閉じるまで、たゆみなく制作を続けました。

彼女の作品は、国内外の展覧会や美術館で展示され、その独特の表現と深い精神性で高く評価されています。特に「聖書」シリーズは、宗教的なテーマを超えて、人間の内面や存在について深く問いかける作品として、多くの人々に感動を与え続けています。


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