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【田渕俊夫】 日本画 査定 鑑定 買取 致します

「いのちの煌めき 田渕俊夫展」は、2012年に名古屋市美術館などで開催された展覧会で、田渕俊夫氏の画業45年を4章に分けて紹介しました。この展覧会では、装飾性と精神性を特色とする田渕芸術の本質を語るにふさわしい作品が選ばれ、大型の新作3点とともに展示されました。

◎田渕俊夫の芸術

田渕俊夫(たぶち としお、1941年生まれ)は、日本の著名な日本画家であり、風景や植物を主題とした作品で高い評価を受けています。彼の作品は、伝統的な日本画の技法と現代的な感性を融合させた独自の表現が特徴です。

東京都江戸川区出身の田渕は、幼少期から絵画に興味を持ち、東京藝術大学美術学部日本画科に入学しました。在学中は展覧会への応募で苦労を重ねましたが、1965年に同大学を卒業し、大学院に進学しました。1966年には作品「水」が大学に買い上げられ、その才能が認められ始めました。1967年、大学院修了と同時に第22回春の院展に「陽」を出品し、初入選を果たしました。

卒業後、田渕はナイジェリアやイタリアへの遊学を経て、1968年の再興第53回院展で「ヨルバの神々」が入選し、美術界での地位を確立しました。1970年には日本美術院院友となり、平山郁夫に師事して研鑽を積みました。同年、愛知県立芸術大学美術学部の助手に就任し、1974年には講師となりました。教育者としての活動と並行して、1971年の第26回春の院展で「秋宴」が奨励賞を受賞し、さらに第15回シェル美術賞展で「灼熱の詩」が佳作賞を受賞するなど、作家としての評価も高まりました。

1988年には第43回春の院展で「緑風」が文部大臣賞を受賞し、現代日本画壇の代表的な存在として広く認知されるようになりました。その後も、1994年の再興第79回院展で総理大臣賞を受賞するなど、数々の賞を受けています。また、1997年から1999年にかけては、雑誌「中央公論」の表紙絵を担当し、その芸術性を広く一般に紹介しました。

田渕の作品は、植物や風景を中心に描かれています。植物画では、生命の力強さと美しさを繊細に表現し、風景画では、自然の持つ悠久の時間と深い歴史に対する敬意と感動を描き出しています。彼の作品には、伝統的な装飾性と精神性が共存しており、多くの人々の心を惹きつけています。

教育者としても、東京藝術大学の理事・副学長や名誉教授、日本美術院の理事・同人・代表理事など、要職を歴任し、後進の育成にも尽力しています。その功績が認められ、2024年には文化勲章を受章することが決定しました。

田渕俊夫の芸術は、伝統と現代性を融合させた独自の表現であり、風景や植物を通じて生命の尊さや自然の美しさを深く描き出しています。その作品は、多くの美術館やコレクターに所蔵され、国内外で高い評価を受け続けています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%B8%95%E4%BF%8A%E5%A4%AB#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E7%94%B0%E6%B8%95%E4%BF%8A%E5%A4%AB.jpg

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