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小説「メジャー・インフラトン」の描き始め(第1部作です。)その25
🎍こんにちは、あおっちです。
皆様、お仕事初めご苦労様です😊
えっ?これから会社の新年会?
それはそれで楽しいでしょうねぇ🍶
子どもの頃、年末年始になって、
両親や親戚のオジサンたちが集まった時、
「年取ると1年が早いこと早い事。ほんと、ちょっと前に
お正月したと思ったらもう、もう正月が来たか!」
とか何とか。
その頃は「何言ってんだか。」と、思っていましたが、
最近は、……すごく同意します。
よ~くそう、思います。うん、めっちゃ早い😖
皆様はいかがでしょうか。あははっ😁
とにかく、皆様。
若い方以外は、暴飲暴食を控えて、
滑り出しの良い1月にしてね😜
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😖年明けから、大ピーンチ。
調子に乗ってあおっちは皆様に、スピンオフやオリジナル小説とか、
ご紹介しましたが、オリジナル小説②の「メタンハイドレート」が、
トンでもないピンチなのです。
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それは、舞台環境を考えると、小説が成り立たないことが判明。
痛い!イタタタ~ッ!
それは、
「海底の底でメタンハイドレートと言うメタンガスを含んだ氷、
いわゆる「氷塊」を維持した状態で、地上のようにTシャツ、
ジーパン姿で、カジュアルにスコップ片手に採掘出来ない。」
事が、判明いたしました😣
パワードスーツを着て作業って言うのが
普通過ぎて面白くないのです。まっぴらごめん。
なのです。
しかし、
メタンガスを含んだまま維持するには、極低温と圧力が必要😖
あおっち風のイメージでは道産子の朝のルーティン「雪はね」。
それも、海底での雪はね。
そんなイメージが全く成り立たないのです。
シャバシャバのシャーベットのような「メタンハイドレート」の氷の
塊をスコップや、重機で回収する事が100%無理なのです。
それも世界中から来たワケアリのオッチャン、おばちゃんがダラダラ
話しながら作業するみたいな。
こんな事や、あーんな事が出来ない。
ましてや揮発しやすく、発火性の高いメタンガスが、
ボコボコ噴き出している現場にケータリングカーを呼んでランチなんて、
ライターのガスが充満している中で火を使うようなものなのです😣
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でも、ハリウッド作品なんか見るとさ、
火星ひとり置いてけぼりサバイバルSFで地球の1/3の重力の中で、
「水滴を垂らして」とか水の霧を噴霧するとか。
低重力の空間は水の表面張力が勝るでしょ。
アルコールランプの火とか。
低重力で酸素の対流があるんかい、火を維持できる?
みたいな。
最近世界ヒットのSF大作で宇宙空間で核爆発を連続行って加速するとかなんとか。
地球上みたく空気などの物質の密度の高い所なら衝撃波を利用するなら露知らず磁気波のって。ははは、磁力線ってプラスが有れば同相でマイナスも一緒に出るものだし。MRIで検査中に「あ、この磁気強い」とか弱いって感じる人いる?宇宙空間の核爆発って、物質に対する圧力が発生するの?みたいな。あははは。良く解らん。
人気SF映画ってホントテキトーって、考えれば、あおっちのもいけるか?みたいな事考えたり。
とにかく、執筆が止まってしまったR7😒の「メタンハイドレート」。
とにかく、「メジャー・インフラトン」も結構ハチャメチャだからいいか。
ラノベだし~(逃げ道)あははは。😁
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とにかく、仕事しながらあっちもこっちも執筆していると、深く考えず湧き出るアイデア先行でちゃっちゃと描いて考えないからなぁ🤔
いつも、プロットを描かなきゃと、思いながらも直接やっちまうんだな。
これがまた。
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第1部作テキスト、「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
第14章「アンガウルの夜。」(前編)
のあらすじ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大阪の天神橋商店街を見下ろす高層ビルに、医薬品メーカー「高崎薬品」がある。「高崎薬品」は小林が身を隠すための民間企業。
その一階ロビーで、幼馴染みの小林未央から治験の依頼を受けていた椎葉きよしが来たのだ。しかし3日の徹夜仕事で思いっきりの遅刻。
そして、風呂も入らず、3日間着替えていないため、会社ロビーに広がるきよしの悪臭。
そんな時、小林の部下の「南華子」がたまたお客様用お着換えセットを持っていた。
そして着替える事に。遅刻し、時間も時間なので3人で昼食のラーメン屋に行った。
妻のシルビアや若い頃つき合った女性兵士にも全くなかったタイプ。
一目惚れする椎葉きよし
南華子が帰社した後、残る2人。
若い頃、巨大なロボット、HARMORのトップパイロットだった2人。
23年前に起きた敵、AXISによる北海道上陸侵攻。
沢山の戦友や恋人、友人を失くした2人だった。
そんな慰霊祭が2日後の6月25日に行われるのだった。
第14章「アンガウルの夜。」(中編-①)
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ジェシカ・L・D・G・スミス中佐のイメージです。
……真顔で、水が入ったコップを見る小林未央。
口の中に広がる血の、鉄の様な味。
鼻の穴にこびりついた血の臭い、……そして硝煙の臭い。
……忘れたくても忘れられない、深く心に刻まれた記憶。
未央の脳裏に思い出される、鮮明な戦場。
連射するカノン砲の音。
( タンタンタンタンッ!タンタンタンタンッ! )
( ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ! )
砲弾にくだかれる巨大ロボットHARMORの爆発音と振動。
( ガガガガガガガガッ! )
( ズガガーン!ドバーン! )
泣き叫ぶ、今は亡き戦友たちの叫び声。
( 何してるの~!ジュリー逃げて! )
( ジュリー何してる!逃げろ! )
( お願いだから正気を取り戻して~ジュリー!キャー逃げてー! )
( ヘイッ!兵隊っ!立ち上がれ!ジュリー!ジュリーッ! )
( 早く逃げろー! )
今も頭の中に残る、人が巨大ロボットに踏まれる音。
( ギュー、ガシンッ! )
目の前で起きた核爆発の衝撃波や、爆風の音、全てが吹き飛ぶ音。
( バッシン!ズバババババーッ!ゴゴゴゴーッ! )
そして、大勢の人たちを失った悲しい思い。
くやしさと後悔。胸を締め付ける思い。
結局、無力だった自分への思い……それは、心に刻まれた小林の悲しい追憶だった。
敵AXIS本隊、人民解放宇宙軍の機動モービル(HARMARと呼ぶ)の大群が苫小牧に飛来したのだ。
AXISの本目標は、占冠村トマムの女真帝國の臨時遠隔政府、いわゆるトマム幕府だった。
小林達はその北海道着上陸を千歳で防いだのだ。
いや、正確には敵の進撃を千歳で、くい止める事が出来たのだ。
若かりし小林と椎葉きよしたちにとって、
その6月25日はまさにグランド・ゼロ、運命の日だった。
苫小牧・千歳防衛戦。
その犠牲は、決して小さくはなかったのだ。
その戦いで失った小林の右片腕。
その人工の義手、アームをゆっくりさする小林だった。
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■ 23年前の6月25日。
その日、早朝から始まったAXISの北海道侵攻作戦。
手始めに始まった陽動作戦としての台湾、金門県への攻撃。
世界の目を台湾へ釘付けにしてからの、敵の本目標、北海道着上陸作戦だった。
敵は、威力偵察で、苫小牧港湾へ貨物船に積んだ機動モービルHARMORと特殊潜入部隊で潜入。
その後、小型潜水艦による巡航ミサイルの飽和攻撃。
当時、海軍史上最強を謳われた日本国軍・自衛隊共同第2機動艦隊が苫小牧沖で消滅してしまったのだ。
その後、苫小牧湾岸に潜入した20隻の超大型潜水母艦と上陸部隊の侵入による苫小牧市への侵略攻撃が始まったのだ。
敵の大規模HARMOR大隊とシーラスのHARMORによるロボット会戦が行われた。
結果、苫小牧市を守るシーラスのHARMOR防衛部隊が全滅してしまった。
苫小牧市を占領したAXISの着上陸軍は、大破や行動不能になった機体を残し、50機近い機動モービルの大群で千歳宙空ステーションに襲い掛かったのだ。
最初に迎え撃ったのは千歳に残った小林、椎葉、黄(ホァン)の小林小隊と、椎葉きよしの恋人だったジェシカ・スミス小隊の合計、たった6機の機動モービル小隊だった。
実戦配備した小林、ルオの2人にとっては初陣だった。
椎葉きよしは前年の対馬防衛戦から2回目の実戦だった。
序盤は人民解放軍の物量の勝利と思われたが、小林たちは距離を大きく保ち、新型モービルの高高度機能を最大限に生かし上空から自由落下狙撃の攻撃をした。短時間で半数の敵モービルを行動不能にした。しかし地上戦に戦いが移ると苦戦を強いられた。
AXISの中でもエース級のパイロットと機体で作戦に臨んでいたのだ。
瞬く間にジェシカ小隊が次々に撃破された。そして、椎葉達を助けるためにジェシカは部下のリリアナと共に自爆した。それも小型熱核兵器で自爆したのだった。
昨年の対馬戦役に続いて世界に衝撃が走った。
しかし、残った3機、椎葉や小林、黄ルオの機動モービルは善戦した。
人民宇宙軍は戦いが不利になると、逃げ遅れた空港職員や一般の空港利用客などが退避していた倉庫に襲い掛かる。
生き残った人民解放宇宙軍の機動モービル対日本軍3機の機動モービル戦。
実はAXIS軍、最後のカードがあった。昇竜モービル小隊が無傷で温存されていたのだった。
とりあえず、ひと安心する小林未央の毘沙門天(バイシュラーヴァナ機)。
弾薬が残り少なくなり、弾数確認の為に仁王立ちした。実戦で、戦場で大きな的となる機動モービルの動きを止める事はご法度だが、シュミレーターで慣れきった小林は各装備の弾数確認で止めてしまった。そんな中、大破した解放軍の機動モービルが息を吹きかえした。
その機動モービルの放った一撃が小林のコクピットを直撃したのだ。大勢が避難した倉庫の前に飛ばされる小林の毘沙門天。
衝撃で、小林が気をうしなった。その様子を見て、再度襲う敵モービル。
きよしのアタッカーモービルは単機で立ち向かった。
ルオも上空からスナイピングしてきよしを助ける。
行動不能状態の小林の自機の毘沙門天。その毘沙門天に昇竜モービル小隊が襲い掛かった。
3機1チームのAXIS軍の機動モービル。
その1機はオンライン・シュミレーションバトルでいつも世界の順位の1、2位を小林と争っていた昇竜マークの機体とそのチーム機だった。
動けない毘沙門天を3機が囲み、殴る、蹴る。
そして、もて遊ぶ。
即座に椎葉のシバの神と、同僚の黄ルオのパールバディ機がカバーに入った。
小林の前に立ちはだかるパールバディ。
しかし、黄ルオのパールバディは既に弾切れの上、そして、至る所が既に被弾していた。
AXISの3機は、弾切れでほぼ無抵抗のパールバディに弾をぶち込んだ。
とうとう、パールバディ機のルオが愛機と共に爆死したのだ。
それも木っ端みじんだった。
ルオのパールバティを打ち破り、勝ち誇る昇竜モービル小隊。
その隙をついて、きよしのシバの神は昇竜のチーム機、2機を一撃で撃破した。
しかし、昇竜モービルは倒せなかった。
その後、昇龍マークの機動モービルのHARMORが、まともに戦ってもシバの神にかなわない事を悟ると、倉庫前で防弾シールドの準備をしていた生身の技術武官の黄夫婦(ルオの両親)に狙いをつけた。
シバの神の単機突進に慌てた昇竜は、黄夫妻を撃った。
そして、妻のリーリンが重症を負う事になる。
とっさに黄夫妻の盾となる椎葉きよしのシバの神。
動けない椎葉をいいことに40ミリ速射カノン砲を昇竜マークの敵HARMORが至近距離からシバ神のコクピットに連射した。
ついに撃ち抜かれてコクピットから上半身が吹き飛び、シバの神は大爆発を起こした。
その時の小林の記憶……。
1度目のシバの神が起こした大爆発の振動や音で小林は息を吹き返した。大量出血によって再び気を失いかけた小林は歯を食いしばり、無理やり気合を入れて意識を戻した。
2度目のシバの神の爆発。
明るい光が左モニターから差し込んだ。
左モニターを振り向くと異様な光景が映し出されていた。小林のひび割れたモニターには、左目から血を流し、左半身が血だらけになり、コクピットから右足だけで立って拳銃を向ける椎葉きよしが映った。
「シー、まだ動いていやがる。あんな状態で立ち上がってやがる!シー!」
意識が遠のく中、大破炎上し、その炎の中に立つ生身の椎葉に40ミリカノン砲を近づける敵HARMOR。
「生身の人間に砲口を向けるとは!どこまでも卑怯で腐った野郎だぜ。これはシュミレーターなんかじゃない!現実だ!この野郎っ~!くらえ!」
小林は必死に最後の力を振り絞り、左腕を伸ばし50ミリ速射カノン砲を敵機動モービルのコクピット・シールド・バイザーに向け連射した。
敵のコクピット・シールド・バイザーが吹き飛び、コクピットがむき出しになった。
生身になった敵HARMORの少女パイロット。
目の前に構えた血だらけで銃を構える椎葉きよし。
「キャー!」
と悲鳴を上げ、震え上がり、ヘルメットを押え怯えた。
しかし構わず、きよしが敵兵の気配を頼りに拳銃を連射。
( パンッパンッパンッ!パンッパンッパンッ! )
ここまでが小林の記憶だった。
その後、聞いた話では占冠村から応援に来た女真帝国の機動モービルHARMOR部隊20機と恵庭の自衛隊機動モービルHARMOR20機が残りを掃討したとの事だった。
そんな昔の事も今、それも最近、嫌に思い出す小林だった。
はい😊今日はここまで。
お読み下さってありがとうございました。
次は中編‐②ですよ。
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本日もお読みいただいて、ありがとうございました。
それでは、また次週お逢いしましょう😁
明日から全国が一層寒くなるみたい。
風邪などひかないでね🙌バイバイ。
あおっち
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好評公開中!是非、読みに来てね!