「生きろ」テーマの『もののけ姫』を「死にたい私」が観てずっと泣いてた話
まえがき
これは日記みたいなものです。
自律神経失調症の私、回復期にあると思うけど、調子いい悪いを行ったり来たり。社会の中でほんの少し嫌なこと、悲しいこと、ショッキングなことがあるだけでひどく不安になったりイライラしたりします。そんな自分が辛くて、私、すぐ死にたくなります。もちろん私より苦しみながら生きている人はたくさんいる。すごい。生きるのは結構辛いことです。「死にたい」って、思ったこと、みんな1度くらいあるでしょ?
そんな頻繁に死にたくなる私が「生きろ」テーマの『もののけ姫』観てきたんです。
節約生活だったから迷ったけど、広告を見た途端に、これは「絶対に」「今」「私は」観なくちゃいけない気がした。
冒頭から泣いてた
そもそも『もののけ姫』が劇場公開されたのが、私が生まれる前だったから、まさか『もののけ姫』がスクリーンのあの大画面で観られるなんて夢にも思ってなかった。だからまず、それだけで感動して泣いてた。ありがとうTOHOシネマズ。
『もののけ姫』、以前観たのは子供の頃だったから細かい話は覚えてなかったけどインパクトあるシーンは沢山あってストーリーも覚えてる。
私はかなり感受性が高い方なので、それゆえに先のシーンことを想像しただけで感情が高ぶって泣いてた。
「生きること」についてのシーンが出ると
はい、いちいち泣いてました。
タタリ神を殺して右腕に呪いを受けたアシタカがヒイ様にその呪いは骨まで届いてお前を殺すだろうと言われるのに対して生きることを選択し旅に出ること。
エボシ様の秘密の庭のハンセン病の長がエボシに怒りを表すアシタカに「生きることは辛い(苦しい?)」と言うシーン。
エボシとの戦いを邪魔されたサンが「死など怖いもんかーーー命など要らぬ」と怒り狂って言うのに対して「生きろ」と言うアシタカ。
首をなくしたデイダラボッチのドロドロがたたら場を包み込んだ時に意気消沈する人たちに「生きてりゃなんとかなる!」と言うおトキ。
他にも沢山「生きること」についてのシーンはあったと思うんだけど、いちいち私には響きすぎてもう頭がいっぱいでした。
「私は生きます」という気持ちになった
もちろん『もののけ姫』がフィクションであり、あり得ないような恐ろしいことが背景で起きているにしても、登場人物たちに私は感情移入して、勇気をもらった気がする。
なんの根拠もないかもしれない。
でも「生きるのは苦しいことで、仮に死なんか怖くなくても生きるべきで、生きてりゃなんとかなんとかなる」って思ってみたいと思った。
私、生きろ。
あとがき
私は昔からジブリで『もののけ姫』『風の谷のナウシカ』は死ぬほど好きだったな…と思い出した。
たぶん、自然vs人間が絡むテーマ好きなんだよね。そしてそれらが複雑であればあるほど好き。暴力的でも強烈な愛を感じられるものが好き。
今は『風立ちぬ』『崖の上のポニョ』とかもかなり好きだけど。
ジブリ、揃えたいなあ。