青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-に行ってきた
※この記事には『青春ブタ野郎』シリーズを知っていることを前提とした内容が含まれます。また、「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」の展示内容のネタバレも含まれます。
なぜかハマってしまった『青春ブタ野郎』シリーズ。2023年の再始動のタイミングで、過去作となるテレビアニメと劇場アニメ『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』をキャッチアップして、その年6月公開の『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』と12月公開の『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』は映画館で鑑賞した。
さらに、登場人物の姓が高速道路のサービスエリアの名称から採られていることにちなんで開催されたNEXCO中日本およびNEXCO西日本とのコラボキャンペーンで、高速道路を走り回ったり、遠くは香川、福岡、鹿児島にも行ったりした。
そのあたりのことは別の記事に書いているので、そちらを読むとハマリ具合というか、痛さ具合はわかると思う。
さて、そうしているうちに、主人公たちの高校生編は完結して、大学生編のアニメ化が決まり、高校生編(テレビアニメおよび劇場アニメ3作)を扱ったイベントが開催されることになった。それが「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」だ。
全国何か所かを巡回するが、東京会場は松屋銀座で3月12日~24日(2024年)の日程で開催された。ここまでハマったのだから、ついでにと見に行ってきた。
待機所の壁には、今回のイベント用に描き下ろされた各ヒロインのポスターが貼ってあった。四季折々の藤沢・鎌倉の風景にヒロインが配してある。
会場へ行くとまずは整理券を受け取るシステムになっていて、整理券の番号順に50人毎待機して、さらに4人ずつ順々に中に入っていく仕組みだった。中が混雑しないようにする配慮がしてあってよかった。
入口は江ノ電藤沢駅の改札を模している。
今回のイベントの会場はデパートの催事場で、食堂街と同じフロアなので、『青ブタ』のことを全く知らない人も前を通りかかる。中には「あらあら、何で江ノ電なのかしら?」と不思議そうに通り過ぎていく人もいた。確かに、改札自体は直接藤沢まで見に行った方が早いが、『青ブタ』ワールドへの入口としては素敵な演出だ。
イベント会場によくある概要説明も、麻衣さんを使った藤沢観光ポスター(『青春ブタ野郎』シリーズの説明)と峰ヶ原高校新聞(「思春期症候群」の説明)を模したものになっている。こういう細かなところが凝っていて、雰囲気を盛り上げてくれるのもいい。
そしてバニーガール先輩。
これ、入口ということもあってすぐ通り過ぎてしまったのだけど、どうやら振り返ってみると(角度を変えて見ると)麻衣さんが消えているというギミックだったようだ。気が付かなかった…
「こっちは請け負うという意味で、こっちは守るというような意味。咲太の未来を保証してくれる人は誰もいないの保証と、咲太の老後には何の保障もないの保障をそれぞれ漢字にしなさい」(CV.瀬戸麻沙美)
これが麻衣さんのことを思い出すきっかけとなった。
もうここだけで、涙腺崩壊してしまう。
麻衣さんの芸能活動。左は麻衣さんの子役の頃かな。右は芸能界復帰作となった映画『ハルノミライ』。映画の制作記者会見は恋人発覚で大騒ぎだったけど、麻衣さんがうまく乗り切ってくれた。ロケ地は金沢だ。
続いてプチデビルの古賀朋絵のコーナー。基本はアニメ場面の切り出し。
古賀の方言集があったらしいのだけど見逃してしまった。
双葉のコーナーは物理準備室の再現。これはテンション上がる。
科学部コーヒーはもう少し減ってるんじゃないかと思うけど、顧問の先生が新しいの置いてった直後かな。
豊浜のどかのコーナーはもちろん麻衣さんとの入れ替わりがモチーフ。指向性スピーカーで立っている位置によって、麻衣さんバージョンとのどか本人バージョンの声が聞こえてくる演出になっていた。
麻衣さんバージョンのは音声が小さくてよく聞こえなかったが、のどか本人バージョンの方はよく聞こえた。「こっち来んな」
かえでコーナーは涙腺崩壊しっぱなし。
ちゃんと有事の場合の対処法も用意してある。
「お兄ちゃん、謀りましね」「ああ謀ったさ」
「年間パスの元とるって言ったじゃないかよ」(号泣)
かえでとの思い出を噛みしめた後で、翔子さんがかえでの日記を読むシーン。咲太視点で扉の向こうの翔子さん。
「11月5日、今日から日記を付けることにしました」
これは反則だろ…
そして、翔子さんと出会った七里ヶ浜の場面。砂浜に打ち寄せる波をプロジェクターで投影してあって、海岸を再現している。そして、ここも指向性スピーカーで翔子さんの声が聞こえてくる。
「私は牧之原翔子です。牧之原サービスエリアの牧之原に、大空を翔ける子の翔子」
ここは動画撮影OKあったので波の動きと翔子さんの声を撮ってみたのだけど、指向性スピーカーの音がスマホを直撃していたらしく、翔子さんの声が割れてしまっていた…
ちょっと残念なのが、人が立つとプロジェクターの光が遮られて波がきえてしまうところ。
というか、そもそもギミックに気が付かず通り過ぎていく人も多かったような。
『おでかけシスター』のコーナーだけど、ちょっと雑かな。
全日制の願書と、通信制高校の資料と、麻衣さんからもらったパソコンがごちゃっと置いてあるだけ。ストーリー展開に関係してくるアイテムだから、3つが同時に出てくるということはないはず。もう少し演出を考えてほしかった。
『ランドセルガール』のコーナー。
物販の手前にはランドセルガールもいた。
どっぷりと『青ブタ』の世界に浸ることができてよかった。
一番見たかったのは双葉の物理準備室だったんだけど、お風呂場翔子さんにはやられた。
ヒロインはそれぞれコーナーが作ってあったけど、それ以外の登場人物もちょっとずつでいいから紹介があってもよかったな。『おでかけシスター』のづっきーとか友部先生は主役級の活躍だったし、上里なんか『ランドセルガール』では一言もセリフなかったのに存在感ありまくりだったし。そういうキャラの存在感あっての『青ブタ』の魅力なんだと思うから。
海辺のシーンとか、翔子さんの声が聞こえてくるのはイベントならではだけど、やっぱり実際藤沢に行ってみたいな。と思っていたが、ロケ地マップが用意してあったりするところもニクイ配慮だった。
七里ヶ浜行ってこよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?