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子役モノは要注意である~「ベスト・キッド」

子どもの日特集ということでテレビにて放映していたもの。
そういえばジャッキー・チェンの映画って、改めて観通したことがなかったことに気づく。名前は聞いたことがあったが、あやふやな認識のまま観始めた映画、2010年公開「ベスト・キッド」

そう、これは1984年公開の同名映画のリメイクだったのだ。
で、ジャッキーはリメイクのみに出演していた。なんだかいろいろと勘違いしていたようだ。

主演はジェイデン・スミス。ウィル・スミスの実子とのこと。
彼が演じるドレがいじめられていたところを、アパートの管理人でもあるジャッキー演じるハンがカンフーを教えることで、交流を深めていく物語。
最後は、いじめっ子をカンフー大会で破り、めでたしめでたしというあらすじ。

本作は民放テレビで観たので吹き替え版だったのだが、どうもドレの演技が見ていてしっくりこない。合っていないような気がした。
声は大人でベテランのプロ声優なのだが、やたら快活でハキハキ。
一方のジェイデンは動きこそはついていってるようだったが、どうにも表情がついていっていない場面が目に付いた。実際の声での演技を見ればさほど違和感はなかったのかもしれないけれども。
逆に、異例にハキハキした子供の演技が耳についただけなのかもしれない。

子役で本当にうまい演技というのは加減が難しいと思う。
私が今まで観た映画の子役でベストなのは、「クレイマー、クレイマー」だと思っている。

この自然な仕草と、最後の嗚咽の声。
これだけで世のパパは号泣必至である。

なんだか、とっちらかってしまったけれども、子役がメインを張る映画はその存在感によって良くも悪くもなるので、要注意なのだ。

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